『成功』と『成幸』
成功哲学では、真の成功はできない。
『成功する』のと『幸せに成る』のとは天と地の差がある。
成功は功を成す事
成幸は幸福に成る事
『自分らしい生き方が成幸活学の基本』です。
自分は自分自身の創造者であると共に、
自分の人生の創造者でもあります。
哲学は思考だが、
活学は思考と行動との合一（知行合一）である。
21世紀は成功から成幸せへのパラダイムシフトが不可欠
つまり、哲学から活学への進化である。
現在、成功の一基準としてお金があるが、
お金を持つから幸せになるのではない。
幸せになるためにお金が必要な人がいるだけである！
それを証明している例として、
世界一金持ちだった男の悲劇を紹介する。
ポール・ゲティの生涯とその子孫である。
彼の生涯というのは、家庭よりビジネスを優先した。
愛されない子ども達はドラッグにはまり、決して幸せな人生を送ることはできなかった。
何十億ドルもの個人資産を所有していたにもかかわらず、
ゲッティの生涯というのは幸せだったのだろうかという疑問が残った。
■ゲッティの成功物語
ゲッティが11歳の時に弁護士であった父がオイルビジネスで成功した。
大学卒業後、父の石油会社を手伝い、23歳でなんと100万ドルを稼いでいた。
その後も大成功し、1956年に、フォーチュン誌で世界一の金持ちとして掲載された。
その時の資産総額は7億ドルであったそうだ。
■ゲッティ家の悲劇■
一見大成功のようなゲッティであるが、彼の家庭は悲惨なものであった。
彼は結婚と離婚を繰り返し、46歳までに5人の女性と結婚した。もちろん子どももできたが、生まれると仕事であるオイル採掘の長旅に出かけ、決して帰ってこなかったという。彼は、家庭よりもビジネスを優先する人生であった。
＜ポール・ゲッティ2世＞
しかし、ゲッティの子孫はさらに悲劇的な人生を歩んだ。
ゲッティの息子ポールゲッティ2世は、若いときからドラッグにはまった。
66年には、誰もが認める美人テリサと結婚した。
2人のあいだにゲッティ3世が生まれたが、
その後すぐに妻テリサはヘロインの過剰摂取で死去した。
＜ポール・ゲッティ3世＞
その息子の3世も親の血を引き継ぎ、学生時代にドラッグにはまる。
よく大学の友達に「僕のおじいちゃんは金持ちだから、誘拐したことを装い、金を巻き上げることができるぜ」と話していたという。
その友達の誰かがイタリアのマフィアに情報を売り、
ゲッティ3世は誘拐された。
そして300万ドルの身代金を要求された。
ゲッティ2世は子どもを救う為に、ゲッティに金を出してもらうよう頼むが、答えはノーであった。この決定がゲッティ3世にとっては大きな悲劇となった。
マフィアは彼の耳を切り取り、封筒で親元に送りつけた。
これを知ったゲッティは、ようやく300万ドルを支払い、ゲッティ3世は救われた。
＜ゴーダン・ゲッティ＞
ゲッティの次男、コーダン・ゲッティは父の会社ゲッティ オイルを継いだ。会社運営の責任は全て任された。
ゴーダンは自宅で酒に酔いながら自殺した。ゲッティが80歳の時である。ゲッティはあまりに狼狽し、約2週間は誰とも話さなかったという。
＜ゲッティの死後、遺産相続争い＞
1976年、ゲッティは癌でなくなった。
21回書き直したといわれる遺言書には12人の女性が記載されていた。
最後のガールフレンド ロザベラは「生涯困らない生活を約束する」とゲッティから言われていたが、相続したのはたったの8万ドル。
相続で最高額だった妻は100万ドルで、他の妻は50万ドルもしくは相続しない妻もいた。
そして世間を驚かせたのは、最後の項目に7400万ドルはゲッティ美術館への相続と明記されていた。
これの相続に不満なゲッティ一族は、美術館・兄弟同士・子どもは親を訴えたりと、泥沼の争いをした。
■ お金は幸せを呼ばない
（Money is not happiness at all）
以上のように、ゲッティは石油ビジネスで大成功し巨富を築き上げた。そしてそれを受け継いだ子ども達も金銭面で苦労したことは1度もなかったであろう。しかし、決して幸せな人生を送ることはできなかった。
ある子どもはドラッグにはまり、ある子どもは自ら命を絶ってしまった。
お金というものはなんだろうかと考えされられてしまう。
ゲッティの曾孫にあたるバルサザルは、
その意味をしっかり学んでいた。
「おじいちゃん（ゲッティー2世）もおばあちゃん（テリサ）も、ドラッグに溺れていた。そして僕の父も。」
その彼の経験から語る言葉は、とても印象にのこった。
僕にとって、お金は幸せを呼ばない
「To me, money is not happiness at all」
本物の幸せとはなんだろう？
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『成功する』のと『幸せに成る』のとは天と地の差がある。
成功は功を成す事
成幸は幸福に成る事
『自分らしい生き方が成幸活学の基本』です。
自分は自分自身の創造者であると共に、
自分の人生の創造者でもあります。
哲学は思考だが、
活学は思考と行動との合一（知行合一）である。
21世紀は成功から成幸せへのパラダイムシフトが不可欠
つまり、哲学から活学への進化である。
現在、成功の一基準としてお金があるが、
お金を持つから幸せになるのではない。
幸せになるためにお金が必要な人がいるだけである！
それを証明している例として、
世界一金持ちだった男の悲劇を紹介する。
ポール・ゲティの生涯とその子孫である。
彼の生涯というのは、家庭よりビジネスを優先した。
愛されない子ども達はドラッグにはまり、決して幸せな人生を送ることはできなかった。
何十億ドルもの個人資産を所有していたにもかかわらず、
ゲッティの生涯というのは幸せだったのだろうかという疑問が残った。
■ゲッティの成功物語
ゲッティが11歳の時に弁護士であった父がオイルビジネスで成功した。
大学卒業後、父の石油会社を手伝い、23歳でなんと100万ドルを稼いでいた。
その後も大成功し、1956年に、フォーチュン誌で世界一の金持ちとして掲載された。
その時の資産総額は7億ドルであったそうだ。
■ゲッティ家の悲劇■
一見大成功のようなゲッティであるが、彼の家庭は悲惨なものであった。
彼は結婚と離婚を繰り返し、46歳までに5人の女性と結婚した。もちろん子どももできたが、生まれると仕事であるオイル採掘の長旅に出かけ、決して帰ってこなかったという。彼は、家庭よりもビジネスを優先する人生であった。
＜ポール・ゲッティ2世＞
しかし、ゲッティの子孫はさらに悲劇的な人生を歩んだ。
ゲッティの息子ポールゲッティ2世は、若いときからドラッグにはまった。
66年には、誰もが認める美人テリサと結婚した。
2人のあいだにゲッティ3世が生まれたが、
その後すぐに妻テリサはヘロインの過剰摂取で死去した。
＜ポール・ゲッティ3世＞
その息子の3世も親の血を引き継ぎ、学生時代にドラッグにはまる。
よく大学の友達に「僕のおじいちゃんは金持ちだから、誘拐したことを装い、金を巻き上げることができるぜ」と話していたという。
その友達の誰かがイタリアのマフィアに情報を売り、
ゲッティ3世は誘拐された。
そして300万ドルの身代金を要求された。
ゲッティ2世は子どもを救う為に、ゲッティに金を出してもらうよう頼むが、答えはノーであった。この決定がゲッティ3世にとっては大きな悲劇となった。
マフィアは彼の耳を切り取り、封筒で親元に送りつけた。
これを知ったゲッティは、ようやく300万ドルを支払い、ゲッティ3世は救われた。
＜ゴーダン・ゲッティ＞
ゲッティの次男、コーダン・ゲッティは父の会社ゲッティ オイルを継いだ。会社運営の責任は全て任された。
ゴーダンは自宅で酒に酔いながら自殺した。ゲッティが80歳の時である。ゲッティはあまりに狼狽し、約2週間は誰とも話さなかったという。
＜ゲッティの死後、遺産相続争い＞
1976年、ゲッティは癌でなくなった。
21回書き直したといわれる遺言書には12人の女性が記載されていた。
最後のガールフレンド ロザベラは「生涯困らない生活を約束する」とゲッティから言われていたが、相続したのはたったの8万ドル。
相続で最高額だった妻は100万ドルで、他の妻は50万ドルもしくは相続しない妻もいた。
そして世間を驚かせたのは、最後の項目に7400万ドルはゲッティ美術館への相続と明記されていた。
これの相続に不満なゲッティ一族は、美術館・兄弟同士・子どもは親を訴えたりと、泥沼の争いをした。
■ お金は幸せを呼ばない
（Money is not happiness at all）
以上のように、ゲッティは石油ビジネスで大成功し巨富を築き上げた。そしてそれを受け継いだ子ども達も金銭面で苦労したことは1度もなかったであろう。しかし、決して幸せな人生を送ることはできなかった。
ある子どもはドラッグにはまり、ある子どもは自ら命を絶ってしまった。
お金というものはなんだろうかと考えされられてしまう。
ゲッティの曾孫にあたるバルサザルは、
その意味をしっかり学んでいた。
「おじいちゃん（ゲッティー2世）もおばあちゃん（テリサ）も、ドラッグに溺れていた。そして僕の父も。」
その彼の経験から語る言葉は、とても印象にのこった。
僕にとって、お金は幸せを呼ばない
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