~前記事の続きです~
滅多に使われる事のない
感染症専用の診察室。
そこの鍵を開けて
今まさに使おうとしてる人がいる。
周囲にいた人達から
自分が好奇の目で
見られているのが分かる。
治療に行っただけで
なぜこんな思いしなけりゃ
ならないの・・・。
顔を隠して
コソコソしている自分は
まるで犯罪者にでもされてるかのようで
とても悲しくなった・・・。
そして先生が来るまでの間、
私は1人そこへ閉じ込められる事に。
感染症専用部屋とあって
でっかい換気機械らしきものが
堂々と存在しているものの・・・
作動してません
(笑)
オイオイオイ、
この部屋ちゃんと
消毒されてんでしょうね?
この部屋を
前回使用したのはいつなのだろう?
コロナどころか、
ありとあらゆる感染ウイルスが
空中に漂っているのでは?
そんな密閉空間にいるワタクシ・・・
ここが一番
アカンやん
(笑)
モグラ女の大ピンチ。
危機的状況、これ如何に。
シャバに出たのは一瞬で
再び牢屋に入れられる。
コロナワクチン作るため、
動物実験されるのか!?
モグラがパニックになっていると
フェイスシールドと
防護服に身を包んだ先生が登場。
研修医らしき若い方である。
そして彼は
秒で挨拶をし、
秒で私の鼻を綿棒でほじくり、
秒で逃げようと・・・
いえ、
速やかに退室なさる。
先生だって
このウイルス部屋から
一刻も早く出たいのだ。
ところが・・・
あれ?
これって脱いでから
出るんでしたっけ?
シールドは
どうするんでしたっけ?
ドア越しに外へいる看護師さんへ
逐一聞いている。
焦りながらも出口で
もたついているじゃないか。
・・・まんまと
ウイルスの餌食に
なっとるやないかい。
↑ 餌食1号。
そんな様子を眺めつつ、
私はクモの巣に引っかかった
小さな虫を思い浮かべていた・・・。
そんな感じで行われたPCR検査。
結果は1時間ほどで分かり、
既にお気づきだとは思いますが
無事、陰性でした。
もう、どれだけホッとした事か。
腫瘍マーカーの結果待ちより
ずっとずっと緊張しました。
だが、しかし・・・
さっきの閉じ込め部屋で
逆に
感染させられた
って事はないでしょうな?
新たな不安が生まれる
ワタクシなのでありました・・・。
長々と最後まで読んでくださり、
ありがとうございます。