讃美歌533番くしき主のひかり
mirumeです。讃美歌533番「くしき主のひかり」は、わが聖歌隊では毎年この時期に歌っています。
この曲では、付点が多用されています(15か所)。
そして、一か所だけ、三連符が使われていることが気になるところです。

付点が作るリズムは、長さにして3:1です。
それに対して、三連符が用いられている一か所においては、アルト、テナー、バスの三つのパートで、2:1のリズムを三連符を用いて作っています。

私は、この三連符は、「ブレーキをかける三連符」と考えています。

付点の多用によって、タッカタッカ、タッタカ、タッタカと早くなりがちなテンポだけれど、
後半は、ゆっくりと歌わせるために、わざわざ一か所だけ、三連符を使って、付点とは異なるリズム(似て非なるリズム)を作り出している。

1段目、2段目は、付点に導かれるままに、早く歌う。

三段目からはゆっくりと歌い、四段目はテヌートで、伸びやかに歌うのがよいだろうと考えています。

この伴奏音源では、前半部を104、後半部を96で作製しました。



なお、歌詞の中に「みそらわたる日の かげにまさる」の「かげ」は何の意味かと、この1年疑問に思ってきました。今のところ暫定的な結論は、「恩恵」を意味すると考えています。「おかげさまで無事に退院できました」などというときの「かげ」だろうと。


私の声を重ね合わせた録音です。