うちが滅茶苦茶になったきっかけ


父親の交通事故


よそ見運転の車に当てられて


3ヶ月入院した


暇な父は毎日うちに電話をかけて


母に、「あなたに、来て欲しい」と言った


郊外なので高い交通費をかけて


母は3ヶ月、ほとんど毎日


父の見舞いに通った


相手方の提示した賠償金額は3万円


弁護士は憤り、告訴すべきだと言ったが


肝心の父がやる気無し


弁護士を「自分の名誉のために動いてる」と信用せず


結局どうなったのか私は知らない


3万円で言いなりになったんだろう


私も嫁に行き


加速度的に認知症一直線の父母


3ヶ月の入院を「人生で一番長い入院」と言っていた父も


もうすぐ入院して2年になる


母に至っては、もう完全な痴呆症だ


父は「来て欲しい」という相手を失って


骸骨みたいな体で何を考えてるんだろう


母は、21キロしかない体で


食事も拒否し、どうするつもりだろう


遠藤勝江


事故を起こした張本人だ


人生は何を巡り


何を捨て去るのだろう