私が見舞いに行った直後に転院した父


やっぱり私の差し入れは捨てられていた。


…あのさ、年収1000万に届こうか、って人にはわからんだろうけど


いつも持ってく差し入れ、私の我慢の象徴なんだよ


あんたらに差し入れてんじゃないんだよ


父が移ったのは山の中の大きな病院


売店もわかりゃしない


指示書には、リハビリをして生活の質を上げるとあった


もう遅いよ


ルビーの最期のため息みたいな顔して


リハビリもせいぜい週に2回ってとこだろう


私の顔を見るなり
「チョコレートがたべたい」と言った父

だから、あんたはそんな自由も残ってないんだよ


老人病棟


ここで死を待つんだよ


だって誰も助けようとしてないじゃん