私の元旦は、マニアだった。
SMマニア、警察マニア、モデルガンマニア。
新婚早々会社をクビになって、私が働きにでた時
遅番の帰り道、男に後をつけられた
その話をしたら、張り切って「これから俺がガードマンになるよ」と言った。
次の日から、あいつは警棒、手錠、モデルガン、レプリカの警察手帳で武装して、駅で私を待つようになった。
後で知ったのだが、駅前のローソンで缶ビール飲んで。
あいつは全く仕事を探そうとしなかった。
私は病気のせいで、2つのバイト先を失った。
そしてヘルニアの手術
ルビーの乳腺腫瘍
お金はあいつが出したため、私は引け目を感じた
ビール飲んで毎日来る見舞い
私はあいつと口をきかなかった
でも、退院してあいつの母親からきつく言われ
なんとなく、元の仲の良い夫婦になった
でもDVはなおらなかった
アル中で気が触れ、強制入院になったら
私に毎日の見舞いを要求した
地下鉄からバスで遠い遠い病院
私は通った
ある日、所持品返還で、看護婦さんは私に彼の持ち物をひとつづつ確認しながら渡した
イメクラの名刺が2枚あった
あいつの行きつけの「クラーク夫人」
気が触れるまで飲む前、あいつはそこで遊んでいた
私は見切りをつけた
ばれても面会を求めるあいつ
神経がわからなかった
ちなみにあいつの母親は、小樽の片田舎から週イチでかかさず面会に来ていた
マザコン
私は離婚を想定し、準備を始めた
成人雑誌の付録の安っぽい下着
投げ棄てた
いつもいつも、懲りずに成人雑誌を買って来て無造作に置く神経
私の入院中は、天国とばかりにTSUTAYAでSMもののDVDを見てた
職も探さずに
だって1500万あるんだもん
私は、ほうほうの体であいつから逃げた
行き先もいわず
勝手に引っ越し業者を手配して
私が元旦を恐れる訳
わかっていただけましたでしょうか