母親の顔にできた、紫色の痣。

おとつい転んだらしい。

「すっごくねえ、すごく痛かったの」

看護士さんに話しかけている時、ちょうど私が着いた。

「○○ちゃんかい?」


…私がわかるんだ。

フロアの大テーブルでみんなととる食事。

もう私はできない。


角度的に(腰に)、無理だ。


病室に帰るまでいよう。


呆けてしまった母親を見届けて。