うちに帰る前に、押し入れシートとトイレシート、ドリンク剤、少しチョコを買って、ベンチにいた。

チョコはそんなに要らなかったので、隣に座ったおばあさんに「よろしかったらどうぞ」と、あげた。


孤独な老婆だった。


1時間話を聞いた。


十勝から3年前にここのマンションに入ったこと、足が悪くてあまり出歩けないこと、デイケアに通ってること、リハビリに習字とダンスを習ってること、いろいろ、いろいろ、滝のように話を始めた。


私は相槌をうちながら聞いていた。


小一時間話したろうか、おばあさんは行った。


私は、何もできない。


お元気で。