戯曲 毛皮のマリー・血は立ったまま眠っている (角川文庫)/寺山 修司

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・毛皮のマリー La Marie-Vison
 

2009年 美輪明宏 さん主演「毛皮のマリー 」。

 

マリー「あたしは、その中でできるだけいい役を演じたいの。芝居の装置は世の中全部」

 

このセリフが聴きたくて帰国した。

何年も待ちわびた演目で今でも目の中に浮かぶ。

 

下男 

「ああ、うまいこと自分自身に化けたもんだな。これはあたしにそっくりだ。

しかも、誰にも見せたことのないほんもののあたしにそっくり。」

久々に本を開き頭の中で再生していると

2006年の舞台 でご一緒させていただいた武田光太郎さん のマリーがこう言う。

マリー

「世間の人はあたしのことを、自然じゃないって仰るようね。
作りもので、神さまの意思にさからっているって。」

 

化粧をしたり洋服で着飾ったり、優しい嘘をついたりすること―

 

演劇や芝居となにが違う?

舞台装置や台本がないだけ

 
↓2006-04-04の記事↓
 
 
 
・毛皮のマリー La Marie-Vison

マリー 

人生は、どうせ一幕のお芝居なんだから。

あたしは、その中でできるだけいい役を演じたいの。

芝居の装置は世の中全部

 

・星の王子さま

観客1 みんな芝居ですよ。おれたちはさ、劇場がないだけでさ、同じことですよ。

------ 何年も前に読んだ本を読む。
妙に林檎が食べたくなり、丸ごと齧っては読んだ。
美輪明宏 さんが演じたマリーがやはり一番好き。
当時読んだのとはまた一味違う。
 
寺山修司 毛皮のマリー―戯曲

 

乱読ミラーカの読書感想文

作家名 あ行  か行  さ行  た行  な行

     は行  ま行  や行 ら・わ行・その他

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