チェスの打ち方も将棋の指し方も知らない。


でも女剣士Kが教えてくれた言葉をふと思い出した。


居合の師匠が弟子に話した言葉

お前はいつまでチェスをやってるんだ?

チェスは相手を倒していくだろう。人間は将棋にならねば。

将棋は倒した相手を味方につけていく。

苦手な人とさけず、味方にしていきなさい


感情のままに怒ったり、喧嘩したり、傷つけあってしまうより、

玉虫色だと言われるかもしれないけれど、

それでも穏やかに和やかに仲良く付き合っていきたい。



時に、嫌われたくなくて大事なことを言いだせないときもある。


格好つけているわけではなく、

話し合いを先延ばしにしていくのでもなく、

お互いの温度と間を見計らって、

どこまでは言っていい、伝えていい言葉なのか、

どこからは言ってはならないのかを考える。



真実を突き付けることだけが正義ではないときもある。


怒っているのではなくて、愚痴ではないか、

聴いた言葉は本心ではなく、本当に伝えたいことは別のことではないか。



その場で反論したくなるときもあるけれど、そんなことを考える。



出た言葉は戻らない。



落ち着いたときにきちんと伝えれば、きっと伝わる。

そう信じて沈黙する。




闘争心が競争力となって、よい結果を生むこともあるけれど

わたしにはあまり効果的ではないようで、怒られるほどに自信を失くし、へこんでしまう。




でも、大人になるとなかなか注意してくれる人は少ないので

素直に聞いて、気をつけるように心がける。



受け入れるのは辛いけれど、でも本当のことだから。



教えてくれてありがとう。

今後、注意します。



祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人/岩崎 峰子
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伝説の舞妓さん岩崎峰子さんの言葉

「もてなしの一線: 苦手なタイプの人ほどていねいに接します。

思い切って人の胸には飛び込むと道が開けます」




↓2003年10月17日の記事↓


これは友人とお茶を飲んで語ってきた時のお話。


友人はここ数日、人間関係で悩んでいたそうです。

実家に一時、帰省し、道場に行き、

師匠や仲間と話している時、

「お前はいつまでチェスをやってるんだ?

チェスは相手を倒していくだろう。人間は将棋にならねば。

将棋は倒した相手を味方につけていく。

苦手な人とさけず、味方にしていきなさい」

と言われたそうです。


私もこの言葉を拝借して、

これからもっと色んな人を知って行きたい。

素敵な言葉を有難う。


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