この前の土曜日、梅田茶屋町にある元バイト先のカフェへ行きました。
10年前に働いていた頃からは業態変更しているし、
当時一緒に働いていた先輩たちとの連絡もここ数年は途絶えていて。。。
でも、きっとだれかが今もあの場所で働いているという予感めいたものがあって店に入ると
同じバイトという立場でいろいろとお世話になった先輩が迎えてくれました。
いまは店長になられて、店の経営のことにも携わっておられるようでした。
「都会の街中でお金を稼ぐ」という経験をしたのが、このお店が初めてで、
当時の先輩方には、
注文の取り方
ドリンクの作り方
団体客の切り盛りの仕方
常連客との付き合い方
など、さまざまなことを教わりました。
店の内装やメニューは変わってしまっても、
この場所で確かに多くのことを身に付けたという思い出は鮮明で。
思い出の場所を訪れることで、
いま自分がいるのはまったく別の場所であるということを知りました。
過去を思うことで、時間の経過やいろいろなものの変化を実感したのでした。
最近、よく頭に浮かぶ言葉、「諸行無常」。
この世のあらゆるすべては、すがたも本質も常に流動変化するものであり、
その存在はずっと変わらないまま存在することはできない。
このように考えると、「変えられないこと」は世の中に存在せず、
また無理やりに何かを変えようとする必要はなく、
自然と時間は流れ、気持ちは常にまっさらな状態でいられるのでは、と思ったりします。
自分の中で本質的に大事にしているものもまた、例外なく変化し続けているのであり、
今を大事にすることでしか、その先のあらゆる出来事や気持ちには出会えないのだろうと。
明日もまた何かが変化し続けるのかもしれませんが、
それをことさら深く気にとめることもなく、毎日を大事にしていきたいですね。