10代の若者を“親指世代”というらしい。
1年ぐらい前、モバゲータウンの存在を知って、
私も当時10代の妹から招待してもらいました。
(モバゲータウンは招待制のモバイルSNSです)
しかし、一度もアクセスしたことがない(笑)
パケット通信し放題のプランじゃないため、
通信料がかかるというのが最大のネックなのですが、
1度もしたことがない理由はやっぱりPCの方が楽だから。
モバイルはいろいろと面倒くさい(感じがする)。
携帯のあの小さな画面で文字を入力したり読んだりするのはストレスです。
ケータイコンテンツ市場がどんどん拡大しているわけですが
自分の生活からすると実感に乏しいです。
つまり自分は親指世代ではないのでしょう。
しかし、モバゲータウンの伸びはすごい。
mixiをも上回る会員増加ペース。
サービスを開始した2006年2月の入会者のうち、
5割のユーザーが入会初月に1人当たり3人を紹介するという強烈な伝播力。
予期しない10代の比率と想像を超える伝播力を察知したDeNAは、
すぐにサイトを10代向けのデザインや内容にシフトする。
●『日経ビジネス オンライン』より引用
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20071109/140241/
ユーザーはモバゴールド(という仮想通貨みたいなもの)欲しさに
企業が出向する広告をクリックして、そのポイントと引き換えにアバター向けの服をゲットするわけです。
(モバゴールドの用途はそれだけではないですが。)
いくらアバターが自分の分身みたいなものであるといっても
仮想のキャラクターのためにわざわざ広告を見るのはすごく手間だし、
そんな不純な(という語弊があるけど)動機で見られるものに
広告費を投下する企業の考えも理解しがたい。
理解はしがたいけれど、わからないこともない。
もはや日本語ではなくなってきたわけですが、
この手の広告ビジネスが成り立つ感覚がいまだによくわからなくて、
それはきっと自分が顧客に対してWebモノを売るのは本当に難しい
と実感しているからに違いないです。
広告というものに対してダイレクトなレスポンス効果を求めてくる
顧客が多くて、いつも苦戦です。
なぜWeb広告(検索連動型を除く)に出稿する企業が
そんなにも多いのかがわかりません。
そもそも、同一顧客に対して他の媒体とWebモノを並列で提案してしまうのが
いけないのでしょうけど。
Web向けの提案先は固有のリストを作った方が良さそうです。
いかんせん、モバゲータウンを実際に使ってみないことには
わかりませんけどね。