僕が昭和初期のラジオを買った理由『昭和初期の音って?編」 | Issei世界旅人

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今回はラジオです。

昔の人たちが聞いていたラジオの音を聞いてみたい!

それがきっかけでした。

ランプも同じですが昔のものなので「動かない、使えない」ものなどたくさんあります。

ラジオはもっと大変です。

今のラジオとは違い、真空管ラジオという今はほとんど存在していないもの。

真空管というのは聞いたことがあったけども、真空管のものは何一つ持っていなかった。。また真空管がなんなのか?なんか大きなヒューズみたいなのがたくさん並んでいる!という感覚しかありません。

真空管のラジオはトランジスタのラジオに変わって消えていきました。

1955年(昭和30年)ごろ日本が世界で初めて開発したのがこのトランジスタラジオ!戦後10年のことですね。

僕が生まれた時には当たり前のラジオがこのトランジスタ。
きっと今70歳以上の人たちが子供の時は真空管のラジオが普通に家にあったと思います。

多くの真空管ラジオが今でも存在するけども、ほとんどのものが動かない。。電気はつくけどラジオは受信できない。。電気もつかない。。
そんなものばかりでした。インテリアとして飾る人もいるようですが、僕は使えるラジオが欲しかったんです。

でも80年も前のラジオがそのまま使える状態で現在あったとしても、きっといつかは壊れるので、真空管に詳しい人が受信できるように配線などを交換してリストアしてくれたものを購入しました。外見も中身も昔のまま。。ただ壊れている部分だけ直されている感じです。

そんなラジオが家に届くと、想像以上の大きさに驚きます。

ボストンバック以上の大きさ。。そして重い!
ずっしりしています。

トランジスタラジオの特徴は小さく持ち運びができる!というのが最大の特徴でした。

真空管のラジオの電源を入れると音が出てくるまで時間がかかります。
真空管が温まるまで音が出てこないんです。。これが10秒〜15秒。。
この時間がなんか素敵でした。

そして電波を受信するためにノズルを回るのですが、これがまた気持ちい音が鳴るんです。あの「ジ〜〜!!ザ〜〜!!」だけではなく、「ポニョん!プニョん!キュイ〜ん!」っといろんな音が受信探している時になります。この音だけでもなんか気持ちい。。

そして受信した時の音がまたすごくいい!

いつも聞いているラジオは僕が中学生の頃に出てきたラジカセ。
これもいい音がなるので中古を探して購入しました。

でもそれ以上にこの真空管のラジオがいいんです。

不思議ですよね。。

昭和60年代のCDラジカセ<昭和20年代のラジオ

なのですから。。

 

そしてデザインもかっこいいんですよね!

本当に昔のラジオはカッコいい!いい木材で作っているし、デザインも素晴らしい。でも動かないのがもったいない。

車だって昭和20年代が走っていたら驚くことでしょう。。

メンテナンスなしでは動かないことでしょう。

でもメンテや修理をすれば動くのですから、もう感謝しかありません。

 

いつも聞いているFMも、「あれ、FMがない?」と気づいたのも真空管ラジオと出会ってのこと。FMは1969年からスタートというのですから50年くらいの歴史なんですね。

 

でも新しくSWというノズルがあり『なんですか?これ?」

調べてみると短波(short wave)のようで
外国などのラジオがバンバン入ってくるんです。

近くの韓国、中国、米軍基地?北朝鮮??らしきラジオも聞こえてきます。

面白〜〜〜い!!

 

何を言っているかはわからないけども不思議な感覚です。

もっとアンテナなどを工夫すれば世界中のラジヲが短波で聴けるようです。

 

さて、真空管ラジオの音なのですが

はっきり言ってとってもいいです。

心に伝わってくる音なんです。。

ランプの光も同じ感じです。

薪とか炭火とかも同じだと思います。

遠赤外線で中までいい感じに熱を通す。。

この真空管のラジオの音も同じ感じです。。

ただ音がなっているのではなく、音が体の中まで入ってくる。

ラジオからの声を聞いていても、ものすごくリアルに近い感じを受けます。

 

自然なんですね。。。

 

 

優しい音なんです。。

 

これからも大切に使っていこうと思います。

 

少しでも真空管ラジオの素晴らしさが伝われば嬉しいです。