先日ABEMAで放送された動画
以前からもnoteで介護についても「ヨーロッパから学ぶこと」として書いているので、もしまだ読んでいない方がいましたら是非!
こういう動画がでると「本当にまだまだ伝わらないんだな」って思います。
子供が親を介護するという考え方がまだまだあり
それで苦しんでいる人が本当に多い。
そして今回のように「親を捨てたい」という口には出してはいけないような言葉をメディアに出してまで精神的に追い詰められている。
ある意味、自覚はしていないだろうけども人間崩壊もしていると思う。
介護されてる親よりも子供がボロボロになっていく。。
でもこれは彼女だけではなく、たくさんいるのもニュースなどでわかると思います。介護疲れで親を殺してしまうというのはメディアに報じられただけでもかなりあり、それは放送されたから知れただけであり実際にはたくさんあるはずです。
でもこの動画のコメントを見てすごい発見がありました。
僕がnoteで書いたような「ヨーロッパの介護の考え方」を多くの人が理解してきているということ。
10年後には今のような親を子供が面倒見る介護はなく必ずヨーロッパのような施設やヘルパーに任せる介護がメインになってくるのですから。
それよりもこれからが今回のnoteを書こうと思った本題。。
コメントを読んでいてたくさん出てきた
「安楽死を合法化してくれ!」っという言葉。。
これが非常に多かったのでとても驚きました。
「介護施設に送る」を飛び越して「親を殺す」に気持ちがなっている。。
これには本当にびっくりしたけども実質的にはあまり同意できない。。
なぜかといえばヨーロッパでも安楽死を認めている国はわずかだから。。
そして介護先進国の北欧はない。。
どうしてこのようなコメントが出てきたのかというと
この認知症に対しての介護、そして子供の負担から
安楽死という言葉が出てきたのだろう。。
でも安楽死の意味をよく知ってもらえたらとも思う。。
安楽死というのはスイス、オランダで合法化されている。
本人が希望する場合、それに加えて病気での苦しみ、
治らない病気で生きていかなくてはいけない苦しみ、そのような条件が重なってくる。
ただ死にたいからといっての安楽死は認められない。
「親が認知症になりました。安楽死させてください」もヨーロッパにはない。
施設に入れればいいことなので。だから安楽死という意味をここでわかってもらえたらと思います。
親は親であり殺すものでもありません。。
でもそういう気持ちになるのも感情的ですがとてもわかります。
だからこそ、そういう気持ちにならないように情報が必要になってきます。
「金銭的に余裕がない」とこの動画でも女性が話していましたが
働けないのですから当たり前です。ある意味、親の年金の7万円で生活するのですから。でも働きに行けば20万、30万円か稼げることでしょう。
自治体に相談もありだし、たまたまその自治体が助けてくれないかも知れないので全国には支援が分厚いところもあるのでそれを探してそこに引っ越しさせるのも方法だと思います。
情報は待っていても手に入ってこないので自分から得ようとしなくてはいけないんです。
役所に行ってあなたの生活環境を説明すればいろんな情報を教えてくれます。でもどんなに苦しい状況で生活していても役所はあなたに声をかけたりしません。法律が変わっても、こんないいものがあるよ!っても教えてくれないものです。税金に関しても知らなければたくさん払うようになっています。でも相談すればいろいろ教えてくれるんです。
月に一回くらい役所に行っていろいろお話を聞いてみるのがいいんですがきっと多くの人はそんなことはできないでしょう。朝から晩まで平日は働いているのですから。
でも行動してもらえたら一歩進めると思います。
情報を知っているのと知らないのでは全く世界が変わります。
少しでも今よりいい生活になるように
今日も良い1日を!