おはようございます!
ミロスアカデミーのルーシーです。
今日のテーマは、信頼と裏切り
夫の行動が怪しいと感じたら、何もかもが怪しく見えてきますが、
自分の憶測で疑いを持ったがために夫婦関係が悪くなってしまうことだってあります。
あなたの直感は確かでしょうか?
もしかすると、無意識に抱えている不安、恐怖がつくり出した現象(幻想)かもしれませんよ。
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Y・Nさんさん 50代 女性 【千葉県】
受講カリキュラム:ミロスセミナー
担当講師:柳沢かおり
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ある日のこと。
「夕食後に打ち合わせに行ってくる」
と言う夫の”普段とは違う行動”に、私はしばらく感じることのなかった“疑いの思い”が、
沸々と湧き上がってきました。
夜遅くなり、携帯に連絡しましたが繋がらず、“裏切られる”恐怖は怒りへと変わり、
電話に出るまで何度も何度もコールし続けました。
その数日後、私がミロスセミナーに向かう時、夫に駅まで送ってもらう車の中で、
ちょっとした事から口論になりました。
駅に到着し、気まずいまま別れ、ミーティング場所に到着して携帯を見ると、
夫から長文のLINEが届いていたのです。
そこには、仕事の事が書かれてあり、納期があって沢山の人に協力してもらっていること、
そして急な打ち合わせが入ることがあるため・・・・・云々
「今後一切、僕の夕飯は作らなくいいです」
と書いてあったのです。
私はこの一文に、前後の文面が一切頭に入ってこないほど動揺し
夫から堅くシャッターを閉ざされ、全てを拒絶されたような絶望感を抱いてしまいました。
「見捨てられる恐怖」
「愛されない恐怖」
「孤独の恐怖」
過去に同じ状況だった時、夫から拒絶され、孤独になったことに強烈な“惨めさ”を感じ、誰にも言えずに一人苦しみ抜いていました。
ですが、今回は仲間の前で吐き出すことができ、どん底とも言える孤独の恐怖をも素直に表現できたことで、仲間に丸ごと受け入れられた感覚がありました。
「夫は私を裏切る不誠実な人!」という思い込みから、
LINEの文章に、「夫に拒絶された」と感じて恐怖に打ち震えましたが、
よくよく読むと・・・、
今の仕事の内容や状況などが誠実に書かれてあり、
私の“過去の傷”に触れたことによる勘違いだと客観的に見ることができた時、
その滑稽さに笑えてしまったのです。
その翌日。
何事もなかったかのように、夫から娘の部活の大会への誘いがありました。
もちろん、その後も主人は今まで通り家で夕飯を食べています。
今回の出来事は、私の“信頼と裏切り”というパターンを更に深く感じる体験となりました。
私は子どもの頃、食が細く、好き嫌いも多くていつも母から叱られていました。
特に父がいない時に限ってキツイ言い方をされ、理不尽さを感じていました。
その事を私が涙ながらに父に話した翌日、母に無視され、私は一瞬で世界の全てから拒絶されたような強烈な絶望感を味わいました。
しばらく経ったある日、「私が父に告げ口をしたことで父から酷く怒られた」
と母から聞きました。
母も、信頼していた娘から裏切られたという絶望感を味わったのかもしれません。
その時から、私の人生に於いて「信頼と裏切り」のパターンが繰り返され、
前夫や今の夫に突然裏切られ、拒絶され、奈落の底に突き落とされる絶望的な体験に繋がっていったことがミロスで解りました。
今回、最も恐れてきたことが起きましたが、システムの理解を深めるなか、同じような事象を目の前にしても、捉え方・抜け出すスピードが全く変わっていました。
なぜこんな事が起きるのかがわかるから、安心して体験し、超えていけるという感覚を味わいました。
END