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キャロラインの後ろを守るようにして全速で走っていたわたしは、言いようのない恐怖を感じて、目の前の丘に視線を向けた。
そのときだった。目の前に広がる丘の中腹に広がる林の中から、ローマ兵の別動隊が突然姿をあらわし、いっせいに「オー」という歓声をあげて丘を駆け下りて来るのを見た。
「キャロライン。あれを見て」
わたしは、精一杯の大声で前を疾走している彼女にさけぶと同時に、彼女の横に並んだ。
続く・・・・・・