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目の前に現れたふたりのあまりにも美しい姿に、戦場にいることも忘れてわたしは視線を釘ずけにされて見つめていた。
わたしの視線を感じたのか、メアリーはその時ほんの一瞬、身体をひねるようにしてわたしのほうに振りかえり、微笑みを見せてくれた。
そして次の瞬間には、マクワートのまえに躍り出るようにして、その先頭に姿をあらわした。
前方には、大きな盾を隙間なくまわりに張り巡らし、その隙間から長寸の槍を突き出し、まるで砦のようにして、我々の侵入を一歩たりとも許さない体制で待ちかまえていた。
続く・・・・・