ザ・シークレットガーデン(279)
激しい戦いを繰り広げて疲れきっているはずの戦士だっ
たが、彼らの前にあらわれた光の軍団を目の前にしたときから、よみがえったようによりいっそう力強い戦士となって、キャロラインの前に姿をあらわしたのだった。
その時、戦士たちの中からマクワートがしずかに姿をあらわした。
キャロラインは、歓喜の表情を浮かべて、マクワートの前に馬を進めた。
その瞬間、彼女は彼の左肩から流れ出る血潮を見て、表情を曇らせた。
しかし彼にとっては、それよりもキャロラインに再会できたことの方がよろこびだった。
キャロラインは次の瞬間、身をひるがえすように馬上から地上に降り立ち、荒野に一面に生えているホワイトセージを抜きとると自分の口で噛み砕き、それを馬上のマクワートにさしだした。
続く・・・・・