その瞬間、まるで天井が落ちてくるように空の雲が一瞬にして低く垂れ込め、恐ろしい色と形に変わり始めた。
そしてその雲間からいっせいに雷鳴がとどろき、無数の落雷が黒い戦士たちに襲いかかり、一瞬にしてはじき飛ばされるように消えていった。
そして次の瞬間、威圧するように低く垂れ込めていた黒雲がにわかに、まるで天の幕屋が引き裂かれるようにわかれはじめ、天使の梯子のような光が天と地上をつなぐようにあらわれた。
そして天上から鳴り響くようなラッパの音とともに、光のベールにつつまれたまるで女神のような姿でメアリーが先頭を切ってあらわれた。
続く・・・・・・