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WindowsやIT関連、ニュース等から日々思ったことを、穿った視点からダラダラと書いていきます

安部首相が原子力発電を引き下げると明言とのこと。

原子力比率、引き下げていく…記者会見で首相



 安倍首相は7日夜(日本時間8日朝)、アルゼンチン・ブエノスアイレス市内のホテルで記者会見し、日本のエネルギー政策について、「(エネルギー全体に占める)原子力比率は引き下げていく。このため、今後3年程度の間に、再生可能エネルギーの普及と省エネルギーの推進を最大限加速させていく」と述べた



こう明言したからには具体的に「どのようにして再生可能エネルギーなどを普及して原子力比率を下げるのか」が重要であるが、今のところ具体案は発言されていない。


また、オリンピックのプレゼンの際にも「東電の汚染水問題は完全にコントロールされている」のようなことを言っていたが、今のところ報道されている内容ではとてもコントロールできている状態には思えない。


そもそもこれから政府主導で収束しようという段階なのだから、まだ「コントロールしたい」という状態のはずだろう。




現在のところの安部首相の発言は、民主時代に菅首相が発言した「原子力エネルギーをゼロにする」というものとあまり変わらず、具体性に欠ける。


具体案を提示しなければ口だけで終わるだろう。
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少し話題が遅いけど、ドコモからついにiPhoneが発売だとのこと。

<iPhone>ドコモ、販売へ…挽回へ奥の手



ドコモユーザーは待ち望んでいたことだろうけど、今更iPhoneを発売することはドコモの迷走ぶりが如実に表れている。




そもそもドコモが頑なにiPhoneを導入しなかったのはAppleに支払う金額よりも、ガラケーを支えてきた日本企業を守るためではないかと言われてきた。
(ドコモだけが料金の折り合いが合わないというのはおかしいので)


ソフトバンクを見れば分かるが、iPhoneを導入すれば販売ノルマをクリアするために他の携帯と料金的に差別を行ってでもiPhoneを売らなければならず、結果日本メーカーの売り上げが落ち込むことが予想されていたからだ。


この動きは個人的には評価していたが結局対応が中途半端だったと思う。




日本企業を守るためであれば、料金的に差別してでももっと日本企業の携帯をプッシュすれば良かったのだが、Androidの完成度の高かったサムスンの製品を大々的に販売してしまったために、iPhoneを取り入れなくても結果的に日本企業の売り上げが落ち込むことになってしまった。



最近行われた「ツートップ戦略」も迷走ぶりが表れている。


各メーカーの競争力を煽るための戦略ということだったが、ツートップの一つをサムスンにして金額的に優遇してしまったため、競争力を煽る以前に日本企業が大きな痛手となり、パナソニックやNECといった大手メーカーの撤退を招いてしまった。


特にパナソニックはドコモの顔と言っても良いくらいガラケー時代のドコモを支えてきたメーカーであるが、パナソニックが撤退することで「ドコモはもうダメだ」というイメージをユーザーに与えたのは必至だろう。





今回ドコモがiPhoneを発売するのは、長年進めてきたAppleとの金銭面の交渉に折り合いがあったというよりは、「もうiPhoneに頼るしかない」状況へ追い詰められたからだと思われる。


過去のドコモの看板であったパナソニックの撤退というマイナスイメージを払拭するには、iPhoneを導入するしか道が無かったのだろう。


しかし、今更iPhoneを導入となれば、「ここ数年のiPhone拒絶戦略はなんだったんだろう」ということを感じずにはいられない。

山形県庁がOfficeソフトをオープンオフィスからMS-Officeに再切り替えとのこと。

オープンソースからMicrosoft Officeに再切り替え 山形県


個人的には非常に残念なニュース。


恐らくOpenOffice.orgからの切り替えだと思うが、世界標準準拠のOpenOfficeからMS-Officeに戻さなければいけないというのは、今後のPC業界の発展と逆行することになる。



私の職場でもOpenOfficeの導入を考えたことがあるが、シェア率が圧倒的に高いMS-Officeがあまりにも世界標準準拠から逸脱しているため、導入を断念した過去がある。


そのため、積極的にオープンオフィスを取り入れた企業がMS-Officeに戻さなければいけない現実を見ると悲しい気分になる。




本来正しい未来の形としては、世界標準準拠から大きく逸脱しているMS-Officeから離れ、皆が自分の好きなOfficeソフトを使用できるようになるべきだ。


例えばPDFであればNo.1シェアのAdobeを使わなくても、様々なPDFソフトで閲覧が可能になっている。


他にもWebサイト等も、昔はドコモやAU等は個別の仕様があったためそれぞれ個別にHTMLを作らなければ閲覧できなかったが、今では閲覧する機種やブラウザによってHTMLを分ける必要はなくなっている。


このように、Officeの未来形では標準準拠を基に全てのOfficeソフトが作成されるべきだが、既存のファイルとの互換性のために中々MS-Officeから離れられないのは悲しい現実である。

※MS-Officeの中でもいつまでもxlsから離れられなくてxlsxが使われない


LibreOfficeやOpenOffice.orgは無料なのだから、どこか力のある企業が先導して世界的に一斉に世界標準準拠ソフトを使う流れにならないかな~。


$人生ちどりあし-SurfaceRT


このブログでは普段からSurfaceRT(WindowsRT)についてボロクソ書いているのだが、では「どういう場合にSurfaceRTを有効活用できるのか」について考えてみた。


ちなみにSurfacePro ではなくSurfaceRT についてなので混同しないよう。

※SurfaceProはただのWindows8マシン


言ってみれば、「SurfaceRTの問題点 = WindowsRTの問題点」なのだが、Surface以外のRT製品はほとんど残っていない(売れないので作られない)ので、SurfaceRTに絞って考える。
(その方がメリットも考えやすいので)


まず、SurfaceRT(WindowsRT)の特徴を列挙。

1.モダンUIのみで、Windows8のようなデスクトップモードは存在しない。
  ※Office等の一部Microsoft製アプリを除く

2.従来のWindowsのソフトは一切使用できない。

3.ソフトのインストールはWindowsストアからのみ

4.キーボードは別売りであり着脱可

5.感圧式のキーボード(よく写真に載ってるやつ)を選べばキーボードを含めて
  約900gと結構軽い

6.最近のバージョンではOfficeが標準で付いてくる
  ※マクロは使用不可



上記のように、SurfaceRTは既存のWindowsPCと互換性が全く無く、モダンUIのみなので操作も一から勉強し直す必要がある。


また重要なのに見落としがちなのが、RTのOfficeはマクロが無いためマクロを組み込んでいるExcel等は動かないということ。


例えば、企業が外注で作成した自動処理系のプログラム等が動かないので、業務としてそういったExcelを使っている場合はRTは使えない。
(ボタンをクリックすると自動的にデータを取り込んだり計算したりするアレ)



このようにWindowsRTを選択した場合、今までの資産が使えないという意味ではiPadやAndroidタブレットを購入した場合とほぼ同等である。


少なくともXP等の既存PCの後継機としては成り得ない




ではどのような場合にSurfaceRTは有効活用できるのだろうか?


それはワープロ等の専用機である。


20年以上前のPCがまだ一般普及していなかった時代、ワープロは基本的には買ったメーカーで操作性も保存データの仕様も違っていた。


当然互換性なんてものは考えられていなかったし、データのやりとりも同メーカーでないとできないのが当たり前だった。


つまり、20年前のワープロと似たような使い方専用にすれば、SurfaceRTはなんと優れたワープロであろうか。


・文章を打つ以外に表計算やメールもできるなんて高性能なワープロだ!

・文章を打つ以外にネットサーフィンができるなんて高性能なワープロだ!

・文章を打つ以外にゲームがダウンロードできるなんて高性能なワープロだ!



こう書くとSufaceRTが段々優れた製品に思えてくるから不思議だ。


まとめると、SurfaceRTが買いな人は以下の条件に合う人。



1.ネットサーフィンはするけど自分でサイトや動画等を作ったりはしない。

2.WordやExcel等は自分が作成・管理するだけで、他の人とファイル共有などはしない。

3.今まで使ってたPCに入っているファイルは画像以外は一切必要ない



これらの条件に合うのであればSufaceRTは買っても良いかもしれない。


通常のOfficeは2万5千円なので、本体価格が約1万5千円と考えると結構安い。


でも最近のタブレット人気を考えると、実際PCを使ってもこの程度の機能しか必要としない人は多いはずである。




ちなみにSurfaceRTを買う以上、Windowsストアからのアプリダウンロードについてはあまり期待しないこと。


今後iOSやAndroidのアプリのようにアプリが充実することは期待できないし、多少充実したとしてもデスクトップモードが無いRTでは使えないアプリが多数存在する。


でもそういうことも「買ったのはワープロだ」と思えば許容範囲だろう。




$人生ちどりあし-SurfaceRT

全然売れないSurfaceを法人向けに販売開始したことろ順調だという記事。

マイクロソフトが法人向けSurfaceを販売開始、引き合いは既に500社以上


MicrosoftはWindows8発売の時も似たような記事で情報操作をした後、決算では赤字を出してウソがバレたが、今回も記事を読むとおかしいところが多数。


とりあえず法人用の値段は以下のとおり


 ・「Surface RT」32GB版(Office 2013RT搭載):参考価格 3万9800円
 ・「Surface RT」64GB版(Office 2013RT搭載):参考価格 4万7800円
 ・「Surface Pro」256GB版(Officeは非搭載):参考価格 9万9800円


法人用として価格は若干安くなっているようだ。



ということでツッコミを。


 日本マイクロソフト社長の樋口泰行氏によれば、業務にタブレット端末を導入したユーザーからは「業務に使用する場合は、やはりマウスやキーボードがないと生産性が落ちる」という声が多く聞かれたという。



まず業務として使うとすればタブレットと比較するのが間違っている。


タブレットは「歩き回る業種」でもデータ操作が用意なことが有効なのであり、今まで使用されていなかったケースで使用されている。


つまり今まで需要が無かった業種で使用されているのが殆ど。


マウスやキーボードが必要なデスクワークであればそもそも競合していないのだから、比較対象はタブレットではなく、従来のWindowsやMacOS等であるべき。



 樋口氏は、「『Windows XP』のサポート終了に伴い、業務用タブレット端末へのニーズは高まっている。“PCのように使えるタブレット”であるSurfaceで、ワークスタイルや営業スタイルの革新、ペーパーレスへの取り組みを支えていきたい」と語った。



XPのサポート終了でなぜ「業務用タブレット」のニーズが高まるのか?


未だにXPを使っているということは、XPとしての使い方やXPとの互換性にニーズがあるわけで、互換性の無いタブレットのニーズが上がるわけがない。


実際、7月から法人向けにWindows7標準のモデルが発売され始めたらそちらの売り上げが上がっている。


そもそもWindowsRTでは従来のWindowsのソフトを起動できないし、Officeですらマクロが動かないという互換性の無さ。


どう考えればXPユーザーからの需要があると思うのか。



Windows 8.1では、スタートボタン(「Start tip」)を復活させるなど、ユーザーインタフェースの使いやすさを追求したという。「『Windows 7』と“同じ使い勝手を”という要望が非常に強かった」(日本マイクロソフト)。



Windows8.1ではスタートボタンはあるが、クリックすると「スタート画面」に飛ばされるという謎仕様。


ユーザーが欲しかったのは「スタートメニュー」だったのに、「ボタンさえあれば良いんだろ?」という訳のわからない発想になっている。


スタート画面に切り替えないとプログラムを起動できない時点でWindows7と同じようには使えないだろう。




というように相変わらずMicrosoftは販促のためにウソをつきまくり。


「500社以上引き合い」というのも本当かどうか怪しいところである。


(この記事を見てXPからSurfaceへ移行しようと企業が考えたとしたら、そこのIT部門にも問題あるけど)


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先日から噂になっていた廉価版のiPhoneは中国だけで発売するべきだと言う話。

アップル創業者:廉価版iPhoneは中国だけに供給するべき―中国メディア


ウォズニアック氏は「世界の一部地域のみを対象に特別の製品を開発するのは、アップルの従来の手法ではない」と指摘。もしカバーをプラスチックに替えることで価格を引き下げられるのならば素晴らしいことだとコメントしつつも、米国など優位を確保している地域では廉価版iPhoneはアップルの発展を阻害するものだと警告している。



中国以外のAppleシェアが高い国で廉価版を売るとiPhoneとしてのブランド力が損なわれるということだろう。


私は廉価版の詳細は知らないけど、仮に廉価版のiPhoneが素材だけ安価で機能は通常のiPhoneと変わらないとすると、他の国のユーザーは良い気はしないと思われる。



それに将来、中国のシェアが他の国と同等になったら今度は中国からも廉価版は無くなるのだろうか?

しかし、そうするとまた中国のユーザーは離れるだろうし、シェアが同じなのに中国だけ安いiPhoneを売るという状況になればユーザーの不公平感は否めない。



本当にiPhoneのブランド力を保とうとするならば、国や地域で発売制限をするのではなく、素材以外に「通常版を使うことのメリット」、「廉価版にはできないこと」を明確にして差別化することが必要と思われる。
先日のブログでXPのサポート終了に伴う報道のウソについて書いたが、XPユーザーが現状のまま使い続けて良いような誤解を与えそうだったので追記。




XPを使い続けるには最低限以下の対応を行うことが必要。


■XPを使い続ける上で最低限必要な対応

 1.サポートが切れる前にWindowsUpdateを全て当てる

  XPのサポート云々で騒ぐのであれば、当然普段からやってるはず。


 2.IEの代わりにGoogleChromeをインストールする

  他のブラウザでも構わないが、IEは絶対に使わない。
  
  ※本来2011年の時点でXPの更新が止まっているIEを使い続けていること自体
   おかしいのだが・・・


 3.ファイアウォール付のセキュリティーソフトをインストールする

  ウイルス対策だけでは不十分。必ずファイアウォール付きのものを入れる。

  分からない場合は分かる人に必ず聞きましょう。




この対応を行えば少なくとも半年はXPを使っても大丈夫。


ただ前の記事でも書いたが、WindowsUpdate云々の前にXPはWindows7にアップデートしましょう。

理由は、以下。

 1.Windows8が業務に耐えられるOSではないので、Windows7が無くなる前に
   変更する必要がある


 2.ソフトや周辺機器等がXP非対応のものが今後増える





最後に一つ。

WindowsUpdateが切れると危険だと必要以上に煽っているのはWindows8を売るためのメディアを使った情報操作だ。


その証拠に2010年にWindows2000のサポートが切れた時も、2012年にVistaのサポートが切れると言う話があった時も今のように騒いでいなかった

この話自体知らない人も多いんじゃないだろうか?



結果的にVistaはサポート終了のたった一ヶ月前に延長が発表されたが、Win2000であってもVistaであってもサポート終了の危険性はXPと変わらなかった(特に企業にとっては)はずである。


それなのに前者では行わなかった大々的な呼びかけをXPの時だけ行うのは、XPのシェア率が高いという理由だけでは片付かないだろう。


背景には全く売れないWindows8を売るためという思惑があることが容易に想像できる。


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欧米でニンテンドー3DSから3D機能を省いたニンテンドー2DSが発売とのこと。

任天堂、「ニンテンドー2DS」欧米で発表 3D機能省く Wii Uは値下げ


私も3DSを持ってますが、3D機能は殆ど使ったことが無い。


3D機能をONにすると目に負担が掛かり長時間プレイなんてできないので私にはホント不要な機能。


私と同様に「3D機能なんていらない」と思っている人にとっては、機能を省いて安価になるなら嬉しいグレードダウン対応だろう。


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ただ、3D機能だけではなく折りたたみ機能も無くなっているようだ。


折りたたみ機能が無いとかさばってカバンとかに入れづらいだろうし、米国ならともかく日本では売れづらいかもしれない。


米国での発売は10月12日。
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トヨタからシャア専用モデルの自動車「シャア専用オーリス」が販売されるとのこと。

シャア専用オーリス」はクルマに新しい価値をもたらすか?


私は車には殆ど興味が無く、車種名とか言われてもよく分からなかったりするのだが、この車は実物が見てみたいと思った。


ちなみにこのシャア専用オーリスの型番は「MS-186H-CA」

ガンダムファンなら分かると思うが、完全にジオンのモビルスーツの型番でファン心をくすぐる。



シャア専用と言えば、今まで「シャア専用携帯」や「シャア専用パソコン」等、様々な「シャア専用」が売られてきたが、これは今までで一番巨大なシャア専用だろう。


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車体のヘッド部分には指揮官機であることを表すブレードアンテナもあり、様々なところに拘りを見せている模様。


個人的には夜間はモノアイが光るのか?というところに興味がある。


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一緒に発売されるカーナビにはシャアの声で500語程のセリフが吹き込まれており、シャア専用感が増すようになっている。

でもコンセプトがシャアが乗る機体ということなので、ナビゲーションは通常の女性ボイスらしい。

私だったらシャアの声でナビゲーションして欲しいが、衛星のシステムとの兼ね合いがあるから難しかったのかもしれない。



私にはお金や世間体の問題で買えないけど、そういうのを気にしないガノタ(ガンダムオタク)の人は買いかも?


モーニングやジャンプといった週刊マンガ誌が電子書籍販売を開始したという情報。

<週刊漫画誌>2誌相次ぎ電子化 表現広げる可能性


記事によると、ジャンプはともかくとしてモーニングは紙媒体の雑誌に掲載されている殆どの作品が電子版として読むことができ、月500円と割安(恐らく月4回発行分を500円)な金額で閲覧できるよう。

毎週買っている人であればかなり費用の削減ができるだろうし、買った雑誌の処分の手間も掛からずに良いかもしれない。

また、モーニングの購買層は大人なので多くの人はスマホを保持しており、電子版が普及する土台としても十分だと思われる。



反対にジャンプは紙媒体の週刊誌で掲載されている作品ではなく全く別の作品が購読可能のようで、位置づけとしては「ジャンプSQ」や「赤丸ジャンプ」等に近いよう。

記事では触れられていないが、これでは相当なマンガ好きの人は読むかもしれないが、普通のジャンプ購読者が電子版に興味を持つことは少ないと考えられる。

今までも「週刊少年ジャンプ」は読んでも「ジャンプSQ」等は読まない人が多数派と思われ、この電子版も落ちる漫画雑誌の売り上げへの起爆剤とは成りえないだろう。


それにジャンプの主な購買層は主に小学生の子供である。

子供に対するインターネットの整備がままならない中、小学生へ悪影響を及ぼしかねず、また必要性の無いスマホを買い与えるような親は少数派と思われ、電子版を普及する土台としてはイマイチ。

現状ではいくら電子版の出来が良いとしても普及するのは難しいだろう。



ちなみに私の考えでは、ジャンプやモーニングに限らず電子版の漫画雑誌が紙媒体以上のシェアを持つには以下の内容が必要と考える。

 1.雑誌丸ごとの売り切りであること。

 2.ネットワーク圏外でも閲覧が可能であること。


1の理由は作品単位のダウンロード販売では興味のある作品しか売り上げが伸びず、また知名度の低い作品は読まれる機会が減ってさらに売り上げが落ちるだろうというもの。

雑誌全体として売り上げを上げるには今の雑誌販売と同様に全ての作品をまとめて売ることが必須である。


2は漫画に必要なのは「手軽さ」という理由である。

漫画は移動中等の暇つぶしに購入する人が多く、都心ならともかく地方はネットワークが繋がらない場所はまだまだ多い。

よくある「ネットワークによる認証」を通してからじゃないと閲覧ができないシステムでは肝心な「手軽さ」が損なわれるため普及率に歯止めをかけることになるだろう。

コピー防止のために認証が必要ということであれば、「ネットワーク認証」ではなく「端末認証」にしてオフラインでも購読可能にすることが必要である。



このような色々な問題点を解決しない限り、電子漫画は紙媒体に代わる主流媒体となるのは難しいだろう。