LINE規制等するぐらいなら子供に携帯持たせなければ良い | 人生ちどりあし

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小中学生のLINE等のSNS使用が引き起こす問題についての話

小学校でLINE氾濫「規制困難」 主戦場は小4…大人が知らないSNSの実態


 ところが、今年9月末に大阪市内で開かれた第1回定期総会では、様相が一変。急速に普及する無料通話アプリ「LINE」への対応策に話題が集中した。連絡会の座長を務める兵庫県立大准教授の竹内和雄氏は「もはや主戦場は小学4年生だ」と指摘する。竹内氏によると、学童保育が小学3年生で終了し、野球やサッカーなどのクラブ活動や学習塾通いが始まるのが4年生。このタイミングで子供に携帯を持たせる親が多いが、選ばれる端末はフィーチャーフォン(従来型携帯電話)ではなく、スマホだ。



私はLINEやスマホが出る前から言っていることですが、物事の良し悪しの判別ができない子供に普通の携帯を持たせる理由が分かりません。


塾通いやクラブ活動があるから携帯を持たせたいという主張までは分かりますが、だからと言って子供にインターネットを使わせる理由にはなりません


本当に必要なのは通話機能だけのはずで、インターネット機能を平気で使わせているのは危機管理の足りない親の怠慢です。





最近の親はTV番組等には「子供への悪影響だ」と異常なまでの規制を強いるくせに、なぜかTV等とは比べものにならない程悪影響なインターネットには規制をしようとしません。


自分がインターネットを表面的にしか使用していないからだと思いますが、インターネットの中にはTVのようなルールが無い(明らかな犯罪行為以外)分、有害図書レベルではない悪影響な情報が氾濫していることが分かっていません。


物事の良し悪しの判別の付く大人ならともかく、子供では殆どの場合は悪影響を受けるでしょう。


本当に子供のことを考えているのであれば、親がコントロールできないインターネットの利用はさせないはずです。


そうしないということは、その親は無知か考えが足りないということでしょう。



さらに酷いのがこれ。

 携帯電話会社関係者によると、子供にスマホを買い与える際、子供が「LINEができなくなる」と文句を言うため、フィルタリングを導入しない親が増えているという。もっとも、フィルタリングは携帯電話会社の回線を利用するときには有効だが、Wi-Fi(ワイファイ)経由のネット接続には機能しない。このため、携帯電話会社は自社Wi-Fiに有効なフィルタリングを用意しているが、街中のコンビニなどにあふれるフリーWi-Fiスポットでは効果がない。



アホすぎます。


子供が文句を言うという理由だけでフィルタリングすら拒否する親は頭の中がお花畑なんでしょうか?


もう無知だとかそういうレベルではなく、子供のことを真剣に考えていないんでしょう。




 また、兵庫県の担当者は、「LINEを批判するだけでは、他の無料通話アプリや海外のサービスに流れるだけではないか」とも指摘。LINEだけでなくさまざまなSNS(ソーシャルメディア)の利用に関するルール作りを求めた。総務省によると、聖心女子大や日本大学の付属中高では、SNSのガイドラインを策定している。いずれも発信が社会に及ぼす影響やプライバシー保護について、自己責任での熟慮を促すもので、大人が枠を当てはめるのではなく、生徒に自己規制を求めた形だ。



考え方が惜しい。


「LINEを規制するだけでは問題解決にはならない」というのは分かっていますが、その対処法が間違っています。


子供は自制や物事の良し悪しの判別が難しいから社会問題になっているわけで、生徒に自己規制求めても絶対に解決しません


大人が枠をはめるというよりも、子供に対してインターネット全般を規制すれば済むこと。





今のインターネットの状況は「車社会だから」と子供に自動車やバイクを公道で運転させるようなものです。


そんな中で「この車は運転して良いよ」とか「バイクなら良いんじゃないか」みたいなピントのズレた中途半端な対応を行っても意味がありません。


現状色々な場面に使われているから全面規制を行えないという意見は問題の本質が見えておらず、そんな考え方ではいつまで経ってもこの問題は解決しないでしょう。


また、携帯会社は資金源である子供のインターネットを本気で対策するわけがありません


本当に対策を考えるのであれば、インターネット自体をR18指定、少なくともR15指定と法律で規制することが必須であると考えます。