こんにちは🌈
心の声を聴くヒーリングアートで自分を癒すお手伝い/七井美樹(なない・みき)です。
今日のアートは、
〈子供時代を思う今の自分〉💫
私たちがよく使う言葉に
「普通」
があります。
「これって普通だよね」
「いたって普通だよ」
すごく便利な言葉だけど、
いろんな意味を含んでいます。
「通常」
「日常」
「一般的」
「大多数」
「平凡」
「無難」
こんなところでしょうか。
小さい頃から「普通」を装って、
「ヘンな子」って言われないように生きてきた私にとって、
「普通じゃない」と言われることは、恐怖でした。
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「普通って何?」
「なんで普通じゃないの?」
「ヘンって言わないで!」
と思いながら、普通の人を真似することが染みついていました。
でもある時、<普通>の概念がわからなくなる出来事が起こりました。
大学時代のお話です。
私は福祉系の学部に在籍し、
児童福祉を専攻していたので、
児童福祉施設に実習生として何度も行く機会がありました。
緊急一時保護施設、いわゆる「シェルター」と呼ばれる施設でも、数週間、実習をしました。
そこに来る利用者さんの背景は、
いわゆる「普通の人」からすれば、
想像を絶するものです。
命の危険にさらされている人、
明日、住む家やお金がない人。
実習生は、そうした利用者さんとダイレクトに接します。
そこで出会った同年代の利用者さんに、
ある時こう言われました。
「七井さんて、すっごく『フツー』だよね。いやこれ、褒めてんのよ」
かろうじて笑顔で、「え~、そうですか~?」
と答えたものの、内心すごく動揺しました。
「え?私って普通なの??」
彼女に実感を込めて、「フツー」と言われたことが、なぜかショックでした。
大学に行って、
実習に来てて、
無難にこなしているのは、「フツー」なんですよね。
内側にどれだけ葛藤があろうとも。
彼女にとっての「普通」は、
私にとっては「とても大変な状況」。
立場や見方が変われば、
「普通」が「緊急事態」になり、
「ままならないこと」が、「普通」になる。
それ以来、
「普通」という便利な言葉に、
なんだかモヤモヤと違和感を感じるようになりました。
「普通」って、何なのでしょうね?
「普通」という固定観念や先入観にとらわれると、
物事の本質が見えなくなるような気がしませんか?
そして、その「普通」の枠の中に、納まってしまう。
かくいう私もついつい使ってしまいがちですが、
「普通」というフィルターを一回外してみるって、
けっこう大事なことかもしれないと、最近思うのでした。
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