天獄ストラグルの感想です。

ネタバレしておりまする・・・

のの先生の計らいで、朝衛門を呼び出し対決することになる。
当然の様にそこには絲ノ比丘尼もいた。
対決が始まり、写楽と凜は激しく負傷する。
12分8秒でやられてしまい、先生がタクシーで温泉まで運んでくれた__

次の日、男性が行方不明になり街を探していた二人は、朝衛門が男性を斬るところに出くわす。
助けようとする凜だが、朝衛門に刀でおどされてしまう。
だが、写楽の投げたサイコロで微かに刀がそれた。
「よくも俺の女に刃をむけてくれたな、朝ちゃんよ」
怒った写楽は凜が止めるのも聞かずに朝衛門と戦いを始めてしまう。
写楽は、昨日よりも朝衛門の動きについていけてたが凜が傷つき、苦しむと凜が気になり戦いに集中できない。
そしてまた2人は朝衛門に倒されてしまった。
起き上がることが出来ない二人を、タマが見つけて先生に連絡してくれた__
温泉に入って目覚めた凜は、先生に次に朝衛門に倒されたなら写楽は消えてしまうと言われる。
写楽の部屋に行き、そのことを話すと写楽はもう知っていた。
まだふらふらしている写楽と温泉につかることにする。
凜は写楽が消えてしまうのは絶対に嫌だと思う。
消えるなんて・・・許さないんだから___
「・・・・・・・・寝てあげてもいい」
凜は水着を脱いで写楽の背中から抱きつきそう告げた。
たった一つ怖いのは・・・この男が消えること___
「ははっ、やっぱり安い女だな。俺の口車に乗せられて、こんな真似して」
「私にとって貴方はそれだけの価値がある」
「負けるなんて許さない」
「私の前から消えるなんて許さない」
「・・・・・消えないで」
写楽は次は絶対に勝つと言い、小指の約束をしてもいいと言う。
そして、そのまま何も言わずに上がって部屋に帰れと言う。
「何を考えてんだよ。嫁入り前の娘が裸で野郎に抱きつくとか。本当にここで犯るぞ」
「今日は勘弁してやるから、大人しく消えろ、な?」
だが、凜が温泉から出て行ったあと、写楽は煩悶の糸の苦しみを一人で耐えていた__

写楽が遊女たちを13人も殺したのは、彼女たちが地獄に行けるようにするためだったと知る。
遊女は足抜けするとむごい仕打ちを受けて、人間として弔ってもらえなかったのだと言う。
しかし、写楽は罪のない人を殺したのは間違いないと言う。
罪は罪__凜はそれでも写楽の過去を知れて嬉しいと伝える。
すると写楽の瞼に印が現われて写楽が苦しみだした。
凜は印に口づけする。
「あたいを・・・殺してくれない?兄さん」
「そしてお父様のようになってね、立派な・・・立派な・・・お侍に」
「十郎兵衛、お前は侍になどなるな。自由に____生きろ」
写楽は突然、唇を重ねてくる。
写楽は凜の体も求めてくるが、今は駄目と突っぱねた。
朝衛門に勝って、消えなかったら好きなことをさせてほしいと言われる。
「俺が負けて消えてもいいのか?」
「勝つと信じているから、勝って」
「・・・・弱いところを突きやがって」

戦いの中、写楽は自分の未練がやっとわかったと言う。
「俺は償い方を探していたんだ」
「今度こそ、今度こそ・・・・誰かを守る」

happy
しかし朝衛門もまた、絲ノ比丘尼を斬るために名を得たと言う。
朝衛門と絲ノ比丘尼は小指の約束を交わした仲だった。
絲ノ比丘尼もまた、仏に仕えるものを殺めた身の為、弔ってはもらえないのだ。
写楽は自分の小指に口づけし、凜もまた小指に口づけをする。
戦いは写楽が遂に勝利したが、凜も写楽も気を失ってしまった___
朝衛門と絲ノ比丘尼は消えてしまうには惜しい人材。
先生の計らいで身の振り方を相談することになった。

「俺とまたキスしたくない?」
「俺はしたい、沢山」
「凜、キスしたくないの?」
「したい?したくない?」
・・・この男は、どうしてこう。
「・・・したい」
今はまだ日が高いけれど、宵闇が訪れる頃には彼のことしか考えられなくなる___
 

bad
「てめえみたいなのいが現われた時のために、仲間と一緒に守っていくんだ」
「大切な場所やものや・・・・・大切な人間を」
だが、凜が血に染まると写楽にも隙が出来てしまい、そこを突かれて討たれてしまった。
「悪いな・・・・ちょっと・・・・駄目っぽい・・・・・・・・っ」
「小指を交わしたことは忘れろ」
「あんたはもっとまともな男を見つけて、こんどこそ幸せに・・・・なれ」
だがしかし、朝衛門の攻撃は凜にまで及び、二人は絶命してしまう。
「ごめんな、最後の最後まで・・・・こんなろくでなしに付き合わせて」
「だが・・・あんたの小指はこの俺のものだ」
「あんたの魂は俺のものだ。ずっとずっと・・・ーーーーーこれからずっと」
EX
20年後
写楽は美大生に転生して浅草で似顔絵を描いていた。
凜は高校生に転生していて写楽に偶然出会う。
「俺たち、前世で恋人同士だった気がしない?」
「顔色が変わった、やっぱり君もそう思って俺に近づいたんだな」
「一目で分かった。俺は絶対に君と逢っている。そしてきっと、おかしくなるくらい惚れぬいてた」
「君を見てると俺の小指が痛む。」
「俺は君の名前も知らない」
「だがそれでも俺は・・・君が恋しい」
「というわけで、ホテルどう?」
 

・・・界人君の声って、鋭い刃のようでもあり、甘いキャンディのようでもある・・・とっても不思議な声。

そしてきっと・・・溺れてしまうんだ・・・。

美しい写楽にぴったりの声で、界人君の世界にどっぷりとハマりましたw

・・・好きw