中学1年生の時、「コバルト文庫」という出版社が発行した
新井素子さんの「星へ行く船」という小説が大好きでした。
子供の頃から本が大好きだった私は、
コバルト文庫の「なんて素敵にジャパネスク」や、「あすなろ白書」などなど読みましたが、
「星へ行く船」はもう・・・人生を変えたと言っても過言ではない1冊(正確にはシリーズでたしか5冊)です。
新井素子さんといえば、小説の1人称を「私」→「あたし」と変化させた初めての方なのでは。
主人公の「あゆみ」ちゃんと彼女の上司&保護者の「太一郎」さんの、壮大な(宇宙規模での)ラブコメは
読んでいて、ハラハラどきどき、甘酸っぱくて、いとおしくて・・・そんな小説でした。
・・・私、本のあとがきまでしっかり読むタイプです。
あとがきには「太一郎さん」のモデルが「広川太一郎」さんという声優さんですと書いてありまして。
・・・当時は、声優さんの声というと洋楽のアフレコや、CMのナレーションで聴くくらいでしたので、
あまり馴染みはなくて。
ただ、映画のタイトルは忘れましたが、めちゃめちゃ早口でまくし立てるようにしゃべる広川さんの声を聴きましてww
もうね、何度も頭の中で「星に行く船」の太一郎さんのセリフを再生しては、一人満足していた記憶があります。
・・・多分、声優さんをモデルにした小説なんて、後にも先にも「星へ行く船」くらいしかないのでは。
私の中で、「星へ行く船」の太一郎さんは「広川太一郎」さんの声以外に、もうありえなくなってしまってww
今でも、中学生だったあの頃を思い出すと、広川さんの声とともに沢山の思い出がよみがえります。
なんだか、締めはいつもの声優さんへの感謝の気持ちになってしまいますがww
物語の主人公たちの声は永遠にこの胸に・・・ありがとう♡