この「土用」( 「土曜」じゃないよ! )、
なんとなく知っているようで
意外と知らない人も多いんじゃないかな?
と思うので、書いてみますね♪
そもそも「土用」って?
というところから。
陰陽道、あるいは陰陽五行では
四季を五行に当てはめたときに
「土」に配当するべき四季が
ありませんでした。( “四”季 だもんね・・・ )
そこで、二十四節気の
立春・立夏・立秋・立冬の前
17~19日間を 「土」に配当して
「土用」と名付けたそうです。
「土用の丑の日」っていうのは
この土用期間にある「丑」の日
ってことですね
土用の丑の日が2回ある場合があるのも、
土用期間が17~19日間あって
十二支は名前の通り12あるので
2週目の「丑」が出てくることがあるから。
( 今年2022年は2回ありますよ! )
で、この土用期間は何があるかというと、
土公神 ( どこうじん/どくじん )という
決まった日に決まった方位に座する神様が
いらっしゃるんですが、
この神様、土用期間中は
地中に潜ると云われています。
だから土用期間中は
土いじりなど 土を掘り起こしたりすることは
NGとされているんですね。
ガーデニングや地鎮祭も駄目なんだそう。
( だからよく見ていると、
新しく家を建てるための工事なんかも
土用期間はお休みしてるんです。
何で工事進まないんだろ?と思ってたら
土用期間だった!ってことありました。)
ただ、それだと困っちゃうときは
間日 ( まび ) という
土公神さまがお出掛けしている日になら
OK!というルールもあります
気になる人は調べてみてね。
この土公神さま、
春は東、夏は南、秋は西、冬は北に
決まった日から6日間 座するとされていて
それが家や敷地にも取り入れられてきて
春は竈、夏は門、秋は井戸、冬は庭に
それぞれ3ヶ月間ずつ滞在するそうです。
( で、土用期間は地中ね。)
この本を参考にしました♪面白かったです^^
それ以外にも、
土用期間って要は季節の変わり目だから
体調を崩しやすい期間でもあるんですよね。
だから畑仕事とか土いじりとか
身体をつかう仕事はお休みして
無理なく新しい季節を迎えられるよう
養生しましょうね、
という意味もあるみたい。
暴飲暴食を避けて、胃腸の負担が少ない
やさしいめの食事にして
元気に次の季節へ向かいましょう
そして、土用って云うと
夏に鰻を食べる 土用の丑の日が有名ですが
同じように他の季節にも
食べると良いものってあるんですよ~^^
春土用は「戌」の日に「い」のつくもの
夏土用は「丑」の日に「う」のつくもの
秋土用は「辰」の日に「た」のつくもの
冬土用は「未」の日に「ひ」のつくもの
だから、夏の土用の丑の日は
鰻じゃなくても本当はOK
うどんとか、梅干しも良いですよ~
ちなみに今年2022年の土用の丑の日は
7/23(土) ←土曜の丑の日って思われそう・・・
8/4(木) の2回です。
土用の丑の日当日は
どこの鰻屋さんも めちゃ混みなので
わたしは うどんを食べて
鰻は別の日に食べる予定です