足の先がピリピリする。

小雪が舞う空はどんよりとして

昼間なのに薄暗い。



通い慣れた小径の先は

小さく静かな空間になっている



真ん中にある

古墳ともとれる四角い物体には

何やら小動物の巣穴のような穴がひとつ

ぽっかり開いている



…いや、まてよ

小動物にしては

ちと穴がデカい


この穴の大きさからすると


中でぬくぬく

暖をとっているのは

おそらく


ねずみ色の毛に覆われた

6.2kg程度のオスのサバトラ猫


だろうと思われる。


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あ、古墳じゃないや

コタツやん



巣穴…



って、どこが小動物やねん!


小動物と呼んでいいんは

文鳥やセキセイインコやミドリガメやハムスター百歩譲って小さめのうさぎちゃんまでだろう



˗ˋˏ♡ ˎˊ˗





安心しきってグースカ寝ている。



猫はそこにいるだけで可愛い


ただ寝てるだけで可愛い

いびきも可愛い



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