ヘラ子は個室居酒屋を指定していました日本酒


約束時間10分前に私とS太は店内に入り個室で待ちましたが、

約束の時間を10分過ぎてもヘラ子は現れません。



15分を過ぎた頃にひとりの男性が店員さんに連れられてやって来ました猿



店員さんはその男性に「田中様(仮名)にご予約をいただいたお部屋はこちらです」と伝えます。



男性は、私たち2人を見てキョロキョロしていました。


「あの、N美さんのお知り合いですか?」

私も立ったまま尋ねると


「はい」とこたえました。


「よろしければどうぞ」と着席を勧めると、静かに座り私たちを見つめました。


S太が「こんばんは。★★(S太の名字)と申します」と挨拶すると「こんばんは」とだけこたえます。


私も名字だけ伝えました。



その後長い沈黙が。。。ガーン



その男性は背が低く黒縁メガネをかけていて、ずっとキョロキョロしています。


パンツにアイロンがかかっていたので既婚者かな?と勝手に想像していました目



ブランドのポロシャツを襟を立てて着ていましたが、多分そのシャツは立てる仕様になっていないため、ただの襟を折り忘れたおじさんに見えました




それにしてもヘラ子は遅すぎますムキー


S太からは、ヘラ子が到着するまで何も連絡する必要はないと言われていたので、3人で黙って待ちました。


S太が来てくれて良かった。。。

もしこの場にこの襟折り忘れおじさんとふたりならと考えただけで身震いがしましたガーン



そして約束の時間を30分も過ぎた頃にヘラ子が別の男性を連れて部屋に入ってきました。



ヘラ子の第一声は「あ、どーも。お互い様ですね。うふふー」でした。


何が「お互い様」なのかこの時は分かりませんでしたが、すぐに分かります。



ヘラ子は背が低くて、小太りで、やっぱりヘラヘラしていました。


胸元ががっつりあいた服を着ていて、紫色の見せブラをしていて(もしかしたらただのブラかもしれませんが)ミニスカートを履いていました。。。ゲロー


顔中にラメが入っていて、すごい斬新な化粧だな滝汗と思いましたが、途中でヘラ子が顔を触るたびにラメが広がっていることが分かりました。


きっと安いラメを大量に使ったのでしょう。。。



「こんばんは。◯◯(名字)の妻です」

「はい、N美ですー」

ヘラ子は私のことは見ずにS太に釘付けでした。