元カレ① 高校教師 その18【先生のうちに行く】
アラフィフの私が高校生だった時のことです
夕食に食べるものは、先生が自宅に用意してあるといういます。
「何を買ったの?」
「チキンとポテトと寿司。グラタンもあるよ」
「ケーキは?」
「近くにケーキ屋があるから一緒に買いに行こう」
先生のうちは駅から歩いて10分位。
途中のケーキ屋さんで、2人用のホールケーキを買って、手を繋いでうちまで歩きます。
はじめての場所をこうして2人で歩くのが、何だか夢のようでした。
付き合いはじめて数ヶ月、月に2回デート出来れば良い方です。
学校ではたまに顔を合わせることがあるけれど、平常心を保ってやり過ごすだけ。
学校で先生が女子と話しているのを見ると、イライラするより悲しくなります。
先生はお世辞じゃなく、少女漫画に出てくる憧れの男性教師そのものなんです。
唐沢寿明をもっとすらっとした感じで、生徒の話をちゃんと聞いてくれる熱心で豪快な先生なので、
狙っている子は学校に沢山います。
そんな先生がなぜか私を好きになってくれて、今、一緒に先生のうちに向かっている。
そんな状況に自分で酔っていたんです。