元カレ① 高校教師 その13 【クリスマスの思いで】 | 暇なので元カレに会おうと思います

元カレ① 高校教師 その13 【クリスマスの思いで】



アラフィフの私が高校生だった時のことです


はじめての彼(高校の保健体育の先生、24歳独身)とクリスマスイブを迎えた年。

先生は普通に学校があって、その後部活まであるので、会えるとしても20時以降。

私は友達とパーティーをすると言って、夕方から家を出ました。
あまり遅くに出ると親に怪しまれるので、17時にうちを出て、梅ヶ丘の図書館で時間を潰していました。

19時に図書館が閉まってから、梅ヶ丘駅前のカワムラでケーキを買って、バスで渋谷に向かいました。

20時を少し過ぎたころ渋谷に着いて、JRの改札で先生を待ちます。

クリスマスイブの渋谷駅改札。

それはそれはすごい人出でした。


20時半になっても先生は現れません。

21時まで待って、私は自分のうちに電話をしてみます。


「私だけど、友達から電話なかった?」

「ないよ。それより今どこだ?」

父が出てしまいました。

「じゃあわかった。ちょっと遅くなるかも。」

慌てて電話を切りました。


先生の自宅は誰も出ない。

うちにも電話はない。

もちろん学校に電話もできない。

このまま駅で待つか、諦めて1人で帰るか。


寒いしお腹も空くし、変な男が寄って来て心細かったけど、不思議とイライラはしませんでした。
ただ、先生に何かあったのではないか、それが心配でどうにかなりそうでした。


22時過ぎまで待ちました。

改札を通る人が増える度に、じっと目をこらして先生を探します。

私みたいに改札周辺で待ち合わせをしていた人たちは、すっかり顔ぶれが変わってしまいました。

(どうしよう、先生が来たら)

そう思うとなかなか立ち去ることもできずにいましたが、自宅で父がどんなに怒っているかと思うと、もう限界でした。

伝言板に何か書いておきたかったかったけど、それを探す気力もなく、後ろを振り返りながら、重い足取りで私鉄の入り口に向かって歩き出しました。