ふと思い出したんだ | 羽月ミリ
3年ほど前、特急に乗っていたときのこと


隣に和服を小粋に着こなしたご老人(男性)が座ったんだ

その男性は
あ・・・一般人じゃないな

そう感じさせる雰囲気というかオーラをかもし出していた


位の高いご住職かな?と、その時ボクは思った


その男性は席(指定)に着くなり携帯を取り出しポチポチはじめた


男性「お嬢さん、ちょっといいかね?」

ボク「なんでございましょう」

男性「お願いがあるんだが」

ボク「なんなりと」

男性「実は孫にメールを送りたいんだがどうもやりかたがわからなくてね、教えてはもらえんか?」

ボク「おやすいご用でげす」


まずこのボタンを押してこの画面にして、このボタンで選択してここにいって・・・・ここで送りたい分をいれてください


ポチ・・・・ポチ・・・・・・・ポチポチ・・・・・・・ポチ・・・・・・・


男性「……お嬢さん、すまんが代わりにうってはもらえんじゃろうか」

ボク「御意」



『おじいちゃんは・・・いまから帰るよ・・・・・・・(ry』



メールを送信し終わり雑談していると、ご老人が降りる駅に着いた


ご老人はSPのような黒服4人に前後を守られ降りていった




 一 体 何 者 だ っ た の だ






それはまぁいいとして


いまは年配の方でも普通に電車の中で携帯を操りメールやネットを楽しみ

DSやPSPでゲームを楽しんでいる


若い人しか使いこなせないという風潮だったが、今ではすっかり扱いこなしている

これは一例だけど

人間はいくつになってっもずっとずっといろんなことを学び、いろんなことを体得していくんだ


現状に満足せず、寿命を迎えるまでいろんな意味で成長して行きたい

そう思う