明日25日は 私の52回目の誕生日。


誕生日といっても だんだん自分の歳もはっきり覚えられなくなってきたので 毎年 大した感慨もなく 淡々と過ぎてゆくのだけど・・・


ただ52歳という歳は 私にとって特別な年齢であり ついに来たかと ちょっぴり感慨がある。


52歳・・・それは実母が亡くなった年齢だった。


あの頃は 私もまだ20代のお姉さんだったので 母のことをそれほど若いとは思っていなかったが、今 思うと やはりまだ若かったなと思う。


母は手遅れの癌で あっという間に逝ってしまった。


「あの時 こうしてあげていたら」と思うことがあって 私は ずっと後悔していた。



ところで 昨日 私宛にカードが届いた。


送り主は 昨年 契約した保険会社の営業マンさん。


彼は とても営業マンとは思えないくらい口下手なのだが なんと会社ではトップの成績だそうだ。


会ってお話してみると そのわけが分かった。


口下手な分 とつとつと一生懸命言葉を選んで話しているのが 逆に好感度をアップさせている。


さらに いつもまめに送ってくる葉書も お客の心をぐっと掴むのかもしれない。


たくさんお客さんを持っているから葉書を書くだけでも大変でしょうに 誕生日にあわせて葉書を送ってくるなんて・・・と感動しながら 葉書を読んでみた。


んっ?なんか変だわ。


もしかして夫と間違っているのだろうかと思ったが 宛名は私になっているし 誕生日も間違っていない。


何度も読み返すうち 笑いがこみ上げてきて しまいにはお腹を抱えて笑ってしまった。


その葉書の一部を載せます。


「お誕生日おめでとうございます。またひとつ刻まれる男の年輪に ますますのご繁栄とご活躍を心より願っております」


私は女としては長身なのだが さすがに 今だかつて男に間違えられたことはない。


たぶんマニュアルにある誕生日用の文を書いたのかもしれないけど、これって相手によっては怒らせたり 傷つけたりするよな~


あぶない、あぶない。ちゃんと読み返して確認しないとね!と言ってあげたかったが 久しぶりに大笑いさせてくれたからいいか。許そう。


そして、これは記念にとっておこうっと。。。


とにかく、あんまり面白かったので 葉書を帰って来た夫に見せたら 「そうか。やっぱり男と思われてか」と ニヤニヤしながら言う。


「その広い背中といい、いい身体してるから きっと男だと思われてるぞ」だと・・・


夫の言う「いい身体」というのは女性に対して使う いやらしい意味の「いい身体」ではない。


あくまでも「男らしい身体」という意味らしい。


ずっと趣味で続けていた水泳のせいで ちょっと背中や腕に筋肉がついてたかもしれない。


「失礼なっ!」と怒ったが、カレンダーの1月25日の場所に 夫の字で「誕生日」と書かれてあったのを見つけたので やはり許すことにしよう。