関西電力㈱ 木曽幹線 | 鉄子だっていいじゃない

鉄子だっていいじゃない

鉄道・送電鉄塔、その他趣味のblogです

イメージ 1

 変電所もしくは開閉所に行った後で必ず恒例となってしまった(謎)、どんな送電線が変電所もしくは開閉所に接続しているかを、国土地理院の地図を利用して示してみました。
 今回は住宅地があったりして、かなり見難いものになってしまいまひた。orz
 関西電力㈱犬山開閉所には、【木曽幹線】と【関西幹線】が、中部電力㈱羽黒変電所には、【羽黒分岐線】・【北一宮羽黒連絡線】・【江南羽黒線】・【土田羽黒線】と、直接変電所に接続していませんが、近くを【犬山川辺線】が通っていることが判ります。
 イメージ 2
 関西電力㈱【木曽幹線】は、長野県にある須原水力発電所からこの犬山開閉所までを結んでいます。
 なのですが、1枚目の地図を見てもらうと地図記号に詳しい方であれば、私が何も記さなかった送電線に気付かれたのではないでしょうか。
 関西電力㈱【関西幹線(犬山)】と記した送電線と、若干並走しているようにあるものです。 
 周辺にある送電鉄塔は、すべてチェックして撮影したハズなのに、自宅に帰ってから地図で再度チェックした際には、この送電線だけが見当たらないのです。
 そこで送電鉄塔に関するパイオニアサイトの一つである【送電鉄塔見聞録】で調べてみたところ、確かに以前は大阪にある古川橋変電所までの送電線があったことが判りました。
 私が利用してる国土地理院の地図(ウオッちず)は平成14年度に作成されたもので、国土地理院としてもずっと試験的運用のまま掲載を続けているため更新がされないという状態です。
 最新の情報ではありませんが、過去に存在したというのを知るのには有効な情報なわけで、木曽幹線の犬山開閉所~古川橋変電所間(途中系統変更があったかもしれませんが)は、ここ5年から10年の間に運用を停止し、撤去されてしまったことになります。
 画像は須原水力発電所からの送電鉄塔で、221号からの若番方向になります。
 イメージ 3

 イメージ 4

 イメージ 5
 犬山開閉所へ接続する最終の222号鉄塔です。プレートを見ると番号の上に「続」と付いているのは、途中にある読書水力発電所のことだそうです。つーことは、この鉄塔番号は読書水力発電所から数えてということになるのでしょうか。
 イメージ 6
 別の日に、犬山開閉所から若番方向へ木曽幹線を辿ってみました。
 一番手前にある鉄塔は、てっぺんの黄色いプレートに『185』という数字が見えますので185号鉄塔なのですが、腕金からすぐの近い場所にノンクライム(ねずみ返し)が見えます。ノンクライムは成人背丈より少し高い位置に取り付けられるものなので、この鉄塔は低い鉄塔だと考えられます。
 イメージ 7
 イメージ 8
 186号鉄塔です。近くに高架化された国道のバイパスが出来ていたので、バイパス建設の際に新しく鉄塔を建て変えたようです。
 イメージ 9
 高架をくぐって撮影した187号鉄塔より老番方向です。
 イメージ 10

 イメージ 11
 イメージ 12
 また別の日に木曽幹線を見に行ってきました。192号鉄塔です。
 イメージ 13
 柵がありませんでしたので、結界写真を撮らせていただきました。(笑)
 イメージ 14
 192号鉄塔が建っている近くで撮影した、191号鉄塔より若番方向になります。
 イメージ 15
 同じく192号鉄塔が建っている近くで撮影した、193号鉄塔より老番方向になります。193号鉄塔はまた極端に高い鉄塔に建替えられているなあと感じました。
 木曽幹線全体がほぼ山の中を通る送電線なので、平地を通っている場所を探すのが大変です。^^;