2021年4月2日(金)
彼と出逢ってから
３度目の春がやって来た。
同じ里山の光景も山荘の空間も
彼と過ごす時間も
自身の「心境」が違うと
目に映る世界が違ったものになり
感覚も今までとは違って
感じられるのが面白い、と
つくづく思う機会となった。
この3年間は兎に角
毎日が修行のように
自身の内面の奥底に隠れていた
様々な部分に
否が応でも次々と向き合わされ
洗いざらい
全てを出し尽くされた…！
と言っても過言ではない程
「然るべき魂のパートナーとの出逢い」
というものは、こんなにも急速に
様々な面での気付きと進化
そして深い部分での多次元的癒しを
促されるものなのか…
という事を痛切に感じられる
３年間であった。
それは他者との人間関係では
決して生じる事がない
誰もが“最も目を向けたくない”と
思われる人間的な部分であり
長年に渡り封印をし続けてきた
深部の記憶やデータの表出であった。
朝の山荘では太陽の光と鳥の声で
目が覚めてから
先ず始めに行うことがある。
朝のルーティーンとして
概ね決められている
お庭の見回りから。
「ほら～見て～」
「イチゴちゃんが
こんなに大きくなっているよ～」
数年前からビニールハウスで
育てていたイチゴ。
花が咲き終えると今度は
ミツバチ達がやって来て
受粉の時期に入ります。
ところが…です。
今年は、自然界の様子が
去年とは
明らかに変わっている…！
という事は、以前にも記事で
お伝えしてみましたが
生態系も自然の中で観察をしていると
おや？
と感じる部分が幾つも見受けられます。
例えば、毎年この季節になると
どこからともなくやってくる
ミツバチ達。
そのミツバチ達が今年は
全然、飛んでいないのです…！
（これは何かがおかしいぞ…！）
去年も、その前の年も、毎年
大体「この時期にはこうなる」
という「自然界のサイクル」が
概ね決まって同時期に現れていた。
しかし
今年は、明らかに違っている事が
見受けられる。
季節の変遷も植物の成長も
自然の営みも去年までとは
随分とずれているようだ。
それも僅か「一年間」という短い期間で
起きているこの変化。
都市部や町の生活では中々
気が付きにくい事でありますが
毎日、豊かな自然の中で過ごし
自然界を観察して過ごしている
彼から見ると
この自然界の“短期間での急速な変化”は
「地球の現状」を察する
あるいは推測するに
非常に「リアルな情報」となっています。
彼の周りの有識者の方々は
コロナ騒動が勃発すると同時に
都会での暮らしから外れ
早々に、田舎に土地を見付け
自給的生活に入っているとのこと。
「これは、いよいよ現代の戦争である
世界的な細菌・情報戦と
次の世のへと向かう為の
一大カタストロフィーの前兆が
本格的になってきたな」
といった流れのようである。
今年は開花のタイミングが
やはり違っていた、庭の八重桜。
「今日は、ヨモギジュースを作るよ～」
「ヨモギは体にいいんだよ～」
里山の薬草研究にハマっている彼が
また愉しそうな野草メニューを
見付けてきてくれた様だった。
「あれ～？」
「いつもこの辺りに山程
生えているのになぁ…」
「やっぱり今年は様子がおかしいなぁ…」
「ちょっと近所を探してきて～」
そんな指令を受け
自生のヨモギ探しを。
「あった～！」
庭の敷地から
少し離れた所に生えていました…！
↑道端に自生していた野生のヨモギ。
「新芽の部分を少しでいいからね～」
「分かったよ～」
柔らかい若い新芽の部分をちぎり
摘んだばかりのヨモギを片手に
敷地を散策した。
こちらは一昨年
作っていた湧き水エリア。
数年先を予見し、自然のものを生かして
造園を行って行く事は
彼が得意とする分野であった。
「ほら～三つ葉だよ～」
「ほったらかしでも
こんなに生えてるよ～」
あっ…！
水辺の周囲に
ユキノシタも群生しています…！
ユキノシタはお浸しやお味噌汁にすると
美味しいのですよね😄！
「これは、この前買ってきた沈丁花」
↑バランスの良い木の形にする為に
間に木を入れて枝の開き具合を調整している。
「これからみっちゃんの家が建つ
ウッドデッキの横から風に乗って
沈丁花の良い香りが
漂ってくるようにね～」
「天然のアロマテラピーだよ～」
「この沈丁花は珍しい種類の
沈丁花なんだって～」
とのこと。
自然界を生かし、この場所が
居る方達にとって
心地よい環境になるようにと
色々と考えて動いてくれているのだった。
長年に渡り、男の世界に生きてきた
「昭和の硬派な男の愛と優しさ」
というものを理解する迄には
随分と長い時間がかかった事を、思う(笑)
「これはね、勝手に生えていた
アスパラ(笑)！」
「去年のものがこぼれ種で
また生えてきたみたいなんだ」
現在「ほったらかし家庭菜園農法」を
観察&実践をしているお庭の
菜園コーナーでは
様々な野菜が
思い思いの場所に生えている。
「これはね、トサミズキだよ」
サトミズキという植物は
何とも例え難い麗しい芳香が
漂う植物なのだそう…！
（へぇ…！）
大人になっても
知らない事はいっぱいです…！
「はい、これはレモンバーム」
「お茶にすると美味しいんだよね！」
↑こちらも毎年勝手に生えているもの(笑)
「じゃあ、ヨモギジュースを作るよ～」
「原材料はこんな感じでOK～」
こちらにご近所の
朗らかアナウンサーさんが下さった
安全な飼育法で作られたという
牛乳を入れてミキサーに掛ける。
以前は、牛乳など全く飲もうとしなかったが
彼と出逢ってから随分と色々な物を
食べるようになった。
自ら課していた様々な制約や制限が外れ
随分と開放的になった。
「はい♥️出来たよ～！」
「とっても飲みやすいから飲んでみて～」
恐る恐る口にしてみると…
「うん！これは美味しい…！」
ヨモギ独特の臭みもなく
スッキリとした絶妙な味わいです…☆彡
暫くすると、いつもの近所で
自然農をされている農家さんがやって来て
山で見付けてきたという
ワラビを持って来て
「出張 野草料理」をしてくれた。
↑ワラビを出汁で煮て卵とじに…☆彡
「はい、出来たよ～」
隣接のテラスに出て
皆で、ブランチtimeです☆彡
「これも美味しいよ～」
「今だけの短い季節だけのものだからね～」
そう言って、自家製のワラビのお浸しも
出して下さった。
「じゃあ、これも一緒に食べてみて～」
先日、彼が大量に近くで摘んできて
せっせと仕込んでくれていた
「ノビルの醤油漬け」も
保存容器から出して、皆で食べた。
「ケン、ケーン…！」
庭先に珍しい鳴き声が響き渡り
一羽の鳥が視界に入った。
「あれは、キジだよ」
「毎シーズン庭先にやってくるんだ」
その他にも山荘の敷地内には
あお鷺やウグイス等の鳥達が
やって来る。
午後。
「お風呂でも入ろうか～？」
最近、彼が気に入っている
「花風呂」に一緒に浸かった。
今から10年位前だったか。
結婚なぞ、人生の墓場であり
ましてや、男性と同居や同棲なんて
神経過敏な私にはありえない…！
と、強く思っていた私に
「パートナーとの生活って愉しいよ♥️」
「結婚っていいよ♥️」
と教えてくれた若き女子が
言っていた言葉を思い出す。
「私は、旦那さんと付き合ってから
6年目だけれど
今も毎日、旦那さんと一緒に
お風呂に入っているよ♪」
そんな事を聞いた時には
かなりの衝撃を受けたものであったが
やはり、日常にロマンスやトキメキも
ありながらも
家族であり、パートナーという
深い絆と、開かれた心の
男女の関係っていうのは
いいものだなぁ…と
３年間の時を経て
感じられるようになっていた。
自然素材の家は経年と共に
いい風合いになってくるので
メンテナンスをしながら長く使う。
昔ながらの日本にもあった暮らしです。
庭先で彼が摘んできた
色とりどりの花。
「花風呂は見た目が綺麗なだけでなく
“薬効”が素晴らしいんだよ～」
とのこと。
彼が持っていた
ジャスミンの精油をさらに滴し
花々の香りが一面に広がる
花風呂に浸かった。
このスッキリ感や軽やかさは
「自然の力」の賜物ですね…☆彡
つづく…
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