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前回は

2017年4月から

国語と評価方法の

変更点について

お話しをしました。

 


今回は

算数について

お話しいたします。

 

 


◆そもそも算数って何?

 

算数は実生活で使うツール!

 

 

 

◆算数を学ぶ目的は?

実生活で使えるツールを身につけることが大きな目標。

 

超簡単に説明すると

「これ知らなかったら、大人になって日常生活ですごく困るよ!」ということです。

 

・四則演算

・時計の読み方

・長さ・量・速さの計算

・少数、分数

・割合、「%」の計算

・図形

など…

 

 

また、現在の小学校算数の文章問題は下記のような問題が多いです。

 

【 問題 】

教室に63人の児童がいます。そのうち31人は 1組で残りは全員 2組です。

2組の児童は何人いるでしょう?

 


算数は日常生活で正しく使えるようになるために、

文章問題も日常生活に関連させてイメージしやすく出題されることが多く、

最近では学校の先生が作るプリントも児童がイメージしやすいように工夫されています。
 

この大事なことを教えてくれる塾の先生はかなり少ないです。

 

理由は簡単、

テストの点数が上矢印上がれば良いから…


当然ですが通常、塾の先生も通塾させる保護者も

テストの点数が上矢印上がることが第一目的だからです。

 


こうなると…

 

目的や何のために学ぶのか?という理由が「テストの点数」に変わっています。

したがって、目の前の計算問題や文章問題をひたすらこなすことになります。

 

 

だから…

子供たちはいつしか、算数が「つまらない!」「何の役に立つの!」と感じて

嫌いになっていくことが多くなります。

 

 


因みに、中学生から学ぶ「数学」になると…

 

◆数学は学問

数学は「数学という学問を通して論理的に考える力」を身につけることが目標です。

したがって、問題が一気に抽象的になり、イメージのしやすさは一気に下矢印下がります。

 

ここが、小学生の時は算数得意だったのに中学生になったら

妖怪ウオッチでいう妖怪にとりつかれたように数学が嫌いになる

圧倒的に多いパターン!

 

 


では、一緒に算数と数学の違いを見てみましょう。

 

算数と数学の違いは、わり算の「あまり」の計算でわかるビックリマーク

★小学校の算数で次の式を計算すると…

 

7÷3=2あまり1

 

算数での解答は ○(まる) です!

 

この「あまり」の表現方法は、物事を論理的に考えるには不都合が…。アセアセ

つまり、数学では好ましくないのです。ガーン

 

 

その理由はとても簡単なので「数学が嫌いビックリマーク」という方もお付き合いください。

例えば下記のような 2つの式があるとします。

 

7÷3=2あまり1

9÷4=2あまり1

 

ここで、各式を数学っぽく、文字で置き換えてみます。

中学生で学んだ、あれですビックリマーク(笑)


7÷3=A

9÷4=B

2あまり1 = C

 

と(仮定)すると、

さっきの式にあてはめて


7÷3=2あまり1 は

  A = C

 

9÷4=2あまり1 は

  B = C


数学が得意だった方ははてなマークと感じると思います。

 

「A = C」 と「B = C」が成り立つのであれば、「A = B 」も成り立つ!

だって、式をつなげると「A = C = B」となるから…

 

これは中学生で習う推移関係ですが、

論理的な考え方をしていく上では基本かつ大切な考え方です。

 

 

しかし、算数の「あまり」という表現を使って計算をすると

この推移関係が成り立ちません。

 

「7 ÷ 3 」と 「9 ÷ 4」の答えは同じか?

電卓で計算してみましょう。

 

7 ÷ 3 = 2.333333…

9 ÷ 4 = 2.25

7 ÷ 3 ≠ 9 ÷ 4 となります。

 

先ほどの文字であらわすと

A ≠ B


あってますかはてなマーク

このように算数の「あまり」という表現は、

数学という学問では適さないことになります。

 

 

しかし、この算数の「あまり」という表現は小学校教育ではとても大切。キラキラ

 

【問題】

11個のお菓子を 4人でわけるとき1人何個ずつで、いくつあまるでしょう?

 

答え「1人 2.75個ビックリマーク」なんて答えを出せても日常ではあまり役に立ちません。

 

また、「1人 3個ビックリマーク」と答えを出すお子さんもまれにいます。

その場合は、答えたお子さんはエジソンと同じようにギフテッド(特に優れた素養)が

あるお子さんの可能性があります。

ギフテッドについては、また別の機会に…

 


お話しを戻して


「1人 2個ずつ配って 3個あまる」という考え方が、日常生活では一般的な考え方です。

したがって、算数では日常生活に役立つ「あまり」を教えています。

 

 

このことを表した次期学習指導要領答申(補足資料)を載せておきます。

掲載元:幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申) 別添資料 (2/3)

 

 


<<力のつけ方>>

◆日常生活で問題を出してあげてください

 

学校の算数と日常生活を連動させるには

日常生活で問題を出題して解く、

これが、算数が嫌いにならない秘策です。

 

例)背景:お家でピザを食べる時

 

【問題】
カットされていない円ピザがあります。

家族 5人全員に配りたかったので 8等分に切りました。

1人何枚のピザが配れるでしょう?また、何枚余るでしょう?


キラキラポイントビックリマーク

ただ、答えさせるのではなく、

お子さんに式や計算の足跡(ひっ算)などを裏紙やメモに

書いてもらって答えを出すように促してください。

 

これをするだけで、嘘のようにお子さんの算数が上矢印伸びますビックリマーク

ご家庭で問題を工夫しながら実際に日常生活で試して下さい。

 

テストの正答も大切ですが、お子さんがどう考えて答えを

導き出したかというプロセスが小学生には大切な評価ポイントになります。

そして、この深堀が数学という学問につなげる大切なポイントでもあります!

 

 

 

次回は理科について

ご紹介します。

 


きょうはここまで。

 


どくしゃになってね…
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