いつもご覧いただきありがとうございます。
前回は
2017年4月から
小学生 3年生以上について
授業教科&授業時間が増えますよ~、
とお話しをしました。
今回は
国語と評価方法の
変更点について
お話しいたします。
そもそも国語って何?
まずはこちらの表をご覧ください。
引用・掲載元:幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申) 別添資料 (1/3)
国語は母国語であり、全ての教科に関連を持っているので 1番重要な教科になります。
そして、重要なのは
話すこと、聞く(聴く)こと、書くこと、読むこと、人に伝えることです。
<力のつけ方>
話すこと
今の児童は日常生活で話すことより、文字やイラストで伝え合う事の方が一般的な世代。
話すこと自体が減っている ので、ご家庭で 学校のこと、習い事のことなどを
話すように促してください。
ただし、一言で終わる質問はNGです。
(例)
今日、学校どうだった⇒ ふつう(かなりの確率でこの返事が…)
今日学校で何が一番楽しかった ⇒ 体育、体育は何をやったの⇒ 跳び箱…
というように話が広がり、深まるように促してください。
その日の振り返りと整理になります。
聞く・聴くこと
最近の児童に多いのが、直接お友達の話を聞かない・聴かないことが増えています。
人の話を聞いて疑問を感じること、それを直接聴いて確かめる習慣が重要です。
ご家庭で促すときは「わかった」ではなく、お家の方の話の最後に
「質問はある」
と一言付け加えるようにしてください。
話し合うこと
集団(班)活動では上記の話すこと、聞く・聴くことの力が表面化します。
通常学習塾では絶対に教えてくれない部分です。
理由は個別指導だからです。今の受験に話し合う事は問われていません。
しかし、今後は問われます。
今のうちにご家庭で話し合う習慣を作りましょう。
注意点として必ずファシリテーター役を決めてください。
ご家庭で行う時は、お父さんお母さんの意見が強くなりがちなので、
お子さんの考えを口に出しやすくするためです。
※ファシリテーターとは
自身は集団(班)活動そのものに参加せず、
あくまで中立的な立場から活動の進行を行う役です。
例えば家族会議を行う場合、ファシリテーターは議事進行を担当しますが、
会議中に自分の意見を述べたり自ら意思決定をすることはしません。
これにより、利害から離れた客観的な立場から適切な議事進行を行い、
集団(班)のメンバーに主体性を持たせることができます。
いわゆる「調整役」です。
書くこと
年齢に応じた漢字・送り仮名・ひらがな・カタカナ、意味を適切に
活用する力です。相手に伝わる文章を書くには文章を書く練習をするしかありません。
作文コンテストやコンクールに参加して感性を刺激するのも良いです。
また、下記の読んだ本の読書感想文を成果物として書くのはお勧めです。
読むこと
教科書や本を読むことで語彙(ごい)を学ぶ
当然、読めば読むほど語彙(ごい)は増えます。
また、本を読むことで、言い回しや表現を知ることができます。
※「語彙(ごい)」とは多くの単語や表現の仕方を知っていることです
選書は出来るだけ本人に任せて
本の厚さ、文字数にこだわらず、本人が読みたいと手にした本の方が読みます。
小学生は 1週間に 2冊、1年間で 100冊以上を目指してください。
100冊読み終える頃には本を読むスピードがかなり UPしています。
評価方法が変わるの
こちらの表をご覧ください。
引用・掲載元:幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申) 補足資料 (1/8)
以前の記事で通知表の評価観点についてご紹介しました。
その通知表の評価の観点が変わるという事です。
一見、図では 評価観点 4つ ⇒ 3つ へ、まとまったように見れますが、
よく見ると「思考・判断・表現」に
「…力」が付きました。
★知識及び技能は
テストの点数で評価
★主体的に学習に取り組む態度は
授業態度や積極的な質疑、宿題で評価
★思考力・判断力・表現力は
各班での活動(話し合い・まとめ・発表・成果物)で評価
超簡単に言うと、今までの通知表コメント欄です。
例えば班に分かれての授業で、
◆気づいたこと、どのように、どうしてそう考えることができたか(思考ステップ)
自分とお友達の考えを話し合いから共通点と相違点を知り理解する
◆その考えを自分の中でどう判断(結論)できるようになったか(判断ステップ)
班として考えをまとめる際、課題に対して話し合いから
工夫したり、表現したり、 1つの結論を出す
◆何が出来るようになったか人に伝える(成果ステップ)
まとめた考えと結論を他の人に発表して伝える
今までと同じように見えるのですが、
「…力」が付いたことで
前回の授業からの成長という比較の観点が加わります。
テスト等のように一発勝負(何点取れたか)ではなく、
成長過程で
以前は出来なかったことが
「何が、どのように、どう出来るようになったか」
成長変化という事になります。
現行の通知表コメント欄で言う、
「積極的に質問していました」
「発表を分かりやすくまとめる工夫をしていました」
「今学期は○○が出来るようになりました」
が評価に付加されます。
ただし、付加される比重がどの程度になるかは
学校・担任の先生が決めます。
如何でしょう?
理解しやすいように簡単にしてみました。
ただし、担任の先生のご負担は間違いなく増します。
次回は算数について
ご紹介します。
きょうはここまで。
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