何年後かに、懐かしく思い出せるように
備忘録として残しておこうと思う
Continues ~with Wings~
4月14日(土)
武蔵野の森総合スポーツプラザ
先行で落ち、一般で運良く取れたチケット
娘と2人、大きい荷物を抱えながら電車に乗る
新学期が始まり、娘はこれからいろいろと忙しくなる
そうそう私と一緒に出掛けることも出来なくなるだろう
ちょっと寂しい、いや、かなり寂しい
貴重な娘との時間だ
調布で各駅に乗り換えなければいけないのにそのままスルー
挙げ句の果てに2人で眠りに落ちる、という大失態を犯し
北野という駅まで来てしまった
そういえば、私の左側に座っていた大きな荷物を抱えたお姉さん
調布で降りていったっけなぁ…
飛田給って調布から2つ目だったよなぁ…とっくに着いてたよなぁ…
大激怒の娘と、間に合わなかったらどうしようと慌てる私
早めに家を出ていて助かった
早めに行ってご飯を食べる予定だったがそんな時間は無い
途中で買ったサンドイッチを会場の外で娘に食べさせる
武蔵野の森総合スポーツプラザ
桜が少しだけ舞う中、行列に混じって付いていく
座席はリンクから遙か遠い席だったけれど
同じ時間、同じ空間に居られるだけでいい
俯瞰で見るのもなかなかいいじゃない
いつも俯瞰でしか見れてない気がしないでもないが
そんなことはどうでもいい、参加出来ていることだけで嬉しい
とにかくリンクが狭い、スケーターが皆はみ出しそうでハラハラした
久しぶりに見る羽生くんはキラキラして眩しく
スケート靴を履いているのを見ただけで泣きそうになった
今回のアイスショー、イベントといえばいいのかな
もの凄く楽しかった、このまま終わりがこないでほしかった
ずっとずっと観ていたかったし、お話を聞いていたかった
以前から羽生くんの解説っていうのを聞いてみたかった私は
マイレピにも、動画を見ながらのマニアックな解説を聞きたいって書いた
私は比較的大人しく観ているファンなのだが
悲愴の衣装で出てきた時には思わず声が出てしまった
ジャンプ無しの短縮バージョンではあったけれども
あのシーズンは私にとっても特別で
このプログラムを観ると今でも胸がギューっと苦しくなる
悲愴は私が何度も何度も録画を繰り返し見てきたプログラムだ
奈々美先生と向かい合っている時に
クロスのペンダントが首の後ろ側にきていたシーンを思い出してしまう
なんてことない場面なのに、何故か印象深く
彼はこれから様々なものを背負っていく運命なのか…
などと、案じたりもした
日曜日はチケットが取れなかったため、映画館でライブビューイング
ここで羽生くんのあの言葉を聞くことになる
終了後、すぐ立ち上がる事が出来る人は疎らで
呆然としているファンが多かった
両隣の方は涙していて、すすり泣きが聞こえてくる
私は苦しくて耐えられず席を立った
1人になりたくてトイレに駆け込んで一頻り泣いた
私が見ている羽生くんは、ほんの一部分でしかない
それは分かってるし当たり前のことだけど
まさかここまで追い詰められていたとは・・・
しばらくはネットを見るのも辛かった
聞いた人がどう感じるかなんてその人個人の感想なので仕方ない
人が瞬間的に感じた思いに、あなたは間違っている、と言ってまわるのもおかしな話だ
事実と憶測と願望と、いろんなものがゴチャゴチャになっていて、とても苦しかった
自分と似たような思いを共有出来そうな人が居ないかひたすら探した
ただ自分が安心したかっただけだったのかもしれない
私はただの羽生選手のファンだ
なんの力も持ち合わせていないし、直接何か出来る訳でもない
だけど、私は羽生くんの味方であり、良い時もそうでない時もずっと遠くから応援し続けていく
私に出来るのはそれだけ、という極々当たり前な結論に辿りつく
Continues ~with Wings~
このショーが続いていくことを願って