今日は忘れたくても忘れられない、忘れてはいけない特別な日だ。
あれから8年…雪の降りだす中、寒さに震えどうしたら良いのか分かず、これが夢であってくれたなら…と何度も何度も思った。
愛車は無残にも波にのまれ、私もまた下半身ずぶ濡れになり、寒さの苦手な私にとっては、一生忘れる事の出来ない非情な冷たさだった。
あの時はパニック状態だった事で気が付かなかったが、私の足には無数の傷と青あざが漂流物によってできていた。
自宅は天井まで水没し見るも無残な状態で、放心状態で立ち尽くしていたのを覚えている。
まさに自宅も、その周りも、見渡す風景は地獄絵図のようだった。
穏やかで、静かな性格だった愛猫のみみちゃんは、この日から行方が分からなくなってしまった。
猫は高い所に登るのが得意だから、きっとどこかで生き延びて、自宅に帰って来るに違いないと信じていたが戻って来る事はなかった…。
それでも、多くの方々の援助や優しさで、何とか自宅も修復し、今を過ごさせて頂いている。
本当にありがとうございます。
もう2度とこのような辛い出来事が起こりませんよう。
穏やかに平和な毎日が続きますよう願ってやみません。
この震災によって犠牲になられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。