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2012年公開 日本映画
128分 年齢制限:無
監督・脚本:内田けんじ
主題歌:吉井和哉
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method (メソッド)【名詞】
1 【可算名詞】 (教授法・研究などの論理的で組織立った)方法,方式
【不可算名詞】 (一定の)順序,筋道,秩序.
2 【不可算名詞】 規則正しさ,きちょうめん.
運命じゃない人、アフタースクールで高い評価を得た、内田けんじ監督。
3年ぶりの新作は、前作アフタースクールの堺雅人に香川照之、広末涼子が参加して送り出された。
3年前、面白そうだなーと思い観にいったアフタースクール。
あまりの衝撃に監督のファンになり、映画の完成度からか前々作の運命じゃない人も同時期にリバイバル上映された3年前。
さて今作は。
売れない役者 桜井武史(堺雅人)は、伝説のコロシヤ? コンドウ(香川照之)が銭湯でつるっと滑った隙にロッカーの鍵を交換する。つるっと滑って頭を打ったコンドウは、気付いたら記憶がない。
しめしめと桜井はコンドウになり、コンドウは桜井であると認識してしまう。
さて、そのときに出会ったのは雑誌編集者で絶賛婚活中のの水嶋香苗(広末涼子)。
コンドウの記憶は戻るのか、戻ってしまったら桜井はどうなるの。
香苗の結婚相手は誰になる。
何かストーリーかいてみたけれど、全然面白くなさそう。監督ゴメンナサイ。
でも今年の邦画でコメディ部門は一位。(2位は テルマエロマエ、洋画部門一位は おとなのけんか)
それだけのすばらしさ。
評価は★★★★★。今までの内田けんじ作品を観ている人にとって、転換が浅いと思ってしまうかもしれないけれど、それは今までがすごいということで。今年の作品としてはそれなりのものだと思います。
この機会に内田けんじを知らない人は知っていただき、知ってる人は今までの作品と比較してさらに好きになってもらいたいと思う作品です。
あ、自分はいつもメモとペン片手に映画観てるわけなんですが、今回は見入り過ぎて途中からメモ取り忘れてました。それだけのものと思ってくだされば。
是非是非。
たいへんよくできました!
ネタバレとか色々 ↓
●過去の内田作品との比較?
パンフレットで今までの作品は友情がテーマのようでしたが・・・とインタビュアーが言っていたけれど、えそうなのとか思ったり。実際監督もそれには笑って、そういう見方もあるんですねとか笑ってましたが。
(1作品目のWeekend Bluesを観てないので自信を持っていえないけれど)
個人的に内田けんじ監督の前作、前々作では、ヤクザ(暴力団)と警察の対比が印象的だった。
今回も荒川良々演じるチンピラ(暴力団?)が出てきて、最終的には警察官が出てきて。
ただ、運命じゃない人では、組長さんが結局一番いいところを持っていったけれど、アフタースクールでは警察が組の方々を手の上で泳がせていたりしていた。
さて今回はどういう風にと思っていた。やっぱり警察に頼るわけでした。
内田けんじ監督といえば時間軸の調整。だからこそ何度観ても面白いわけなんですが、今回はそれはなく、堺さん曰くルールが緩かったので、楽に演じられたらしい。
その分ひっくり返るって部分・ぐっと来るセリフがなく、少し残念ってのは正直な感想です。
ただ前作アフタースクールでは、堺雅人は慰められるというEDでしたが、今回のEDは恋のアラートが。
でもあの女性は受け入れられないだろうな。だからやっぱり内田けんじ監督内の堺雅人は残念な青年役なんだろうね・・・
■ この映画のテーマは。
やはりお金と愛の比較、なのだろうか。香苗のお父さんの葬式でのスピーチがそれを物語っている気がします。お金があっても満足しない人、お金がなくて愛もない人。お金が・・・愛が・・・
香苗のお金に執着しない部分は父親譲りなのだろうか。裕福な家庭ってのは、それなりの蓄えがあって、その蓄えを維持するもしくは増やすだけの技術があるからこそ裕福なのかなぁと、映画を観て考えた。
2億円相当の家財があっても、まだまだ貪欲な人は、お金を増やす稼ぐ方法がなく、ただお金が減っていくばかりまたは減るかも知れない恐怖があるからかもしれない。
そんな事を考えた。
twitterで「鍵泥棒のメソッド」と検索かけてみたら、とある人が、これは運命じゃない人のリメイクなのでは?と書いていた。愛とお金。色々つながる部分があるきもします。
● 血液型は?
映画を観ていて、日本人なら(さらに女性なら)3人の血液型を考えてしまいそう。
パンフレットの監督のインタビューでは・・・
桜井は単純で計画性のないおバカさん。
コンドウは神経質でナイーブな悲観主義者。
香苗は率直な完璧主義者
香苗とコンドウはA型っぽい。単純でバカっての血液型を書くと色々言われそうなの略(笑
他にも色々見どころあり。
のぼーとした役柄が多い荒川良々がヤクザ役の凄み。
井上綾子(森口瑤子)のレジパートのときとの様変わり用。
香川照之が若者向の服(しかもダサい)を着ている模様(似合わない)。
広末涼子のメガネのかけはずし描写。
恋のアラート
堺雅人の顔芸各種。その演技で香川照之は思わず噴き出しそうになり、必至にこらえていたシーンもあるとか。(どこか分からず。)
シーンの対比、伏線。脚本の質。
もう一回観にいったら色々気付くのかな。じっくり確認するためにDVD待ちってのもいいか。
ところで、パンフレットの内容、公式HPにそれなりに載っていたり。
でもシナリオが載っていたりと800円の価値があるはず。映画観て面白いと思ったならパンフレットを買いましょう。
さて、暇を見つけて監督の今までの作品を見直してみよう。
1作目のWeekend Bluesはまだ観てないので見たい。レンタルショップ回ってみたいけどないだろうなぁ・・・
ううむぅ。
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この映画の佐々木蔵之介のイメージが強すぎて、某引越しのCMやTBSのドラマでのさわやかイメージには裏があるに違いないと思ってしまってます。
大木家のたのしい旅行の青鬼役も斬新でしたが、荒川良々のキャラが立っている映画はコレのような。
- 鍵泥棒のメソッド (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
- 映画のノベライズ。8ページの桜井レベルでパラパラと立ち読みしたら、早苗の視点で物語が進んでいた。しかも早苗のキャラが映画と全然違うギャルっぽい感じになっていた気がしたので、この小説は読まないことにする。





