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2011年 日本映画
109分 年齢制限:無
監督・脚本:石井裕也
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どっかの誰かの格言(ツイッターの名言集にありました)でこんなのが。
日本の親は、「人に迷惑かけちゃダメですよ」と教えるが、インドでは、「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」と教えるそう。前者は、息苦しさを、後者には、ホッとするものを感じる。迷惑かけずに生きられるわけない。
主人公 原光子は、幼少期に出会ったとある人物の影響から、粋か、粋でないかで生きてきた。
その人物は、幼少期少し過ごした長屋の大家さん。
下町の風情をもった長屋の住人たち、15年前は良かったが今はそんな風情を持った人は、数少ない。
いるのは足を悪くして寝たきりになった大家さん、閑古鳥がなくレストランの経営者とその甥っ子。
涙もろい出産直前の妊婦が、まわりの皆を強制的に巻き込んで、おそらくいい方向に向かわせる。
そんな人情?映画。
評価は★★★★☆
満島ひかりのだんなさんで、川の底からこんにちは の石井裕也監督の最新作。
見ておきたいいい作品です。
2011年公開の映画ですが、広島では本日1/7公開であったため、このカテゴリーに。
川の底から~のファンが多いためか、結構な数のお客さんも入ってました。
ネタばれとかその他もろもろ ↓
仲里依紗 が 原光子 役でぴったりしてて気持ちがいい。もちろん中村蒼や石橋陵などその他出演陣んもいいのだけれど。見事な適役。
キワモノ系の役がいままで多かったけど、今回もちょっと変な役柄。
粋だと思って、黒人外国人ジャックを助けたら、カリフォルニアにまで着いていくことになり、気づけば妊娠、男はいなくなり、また日本に戻ってくる。
設定がトンデモ過ぎるがフィクションだから面白い。
風向きがおかしかったら昼寝。良い風向きになったら、どーんといく。
おかしいけれど、光子の言葉が胸にずどんと来てしまう。
OK!大丈夫私が何とかする。
(何とかしてもらうのはそっちだろと中村蒼の冷静な突込みが入るが気にしない。)
大丈夫、いい風が吹いてきた時にどーんといこう。
たぶんおばちゃんに私は迷惑をかける、でもおばちゃんの迷惑、全部私が引き受ける。
最後のセリフは、人に迷惑をかけちゃいけないといわれてきた人にとっては、とっても魅力的かも。
そんな名言集、パンフレットに載っているので、観に行かれた際には見てみるのも吉。
パンフレット関連で、去年ことあるごとに名前を聞いた 玄侑宗久 僧侶がパンフレットにコラム「コレがイキなんで」を書いている。興味ある方は是非。
ところで、ラストシーンは福島県と言う設定。でもエンディングでは、群馬県高崎市の文字が。
ああいったログハウスと草原と言うロケーションは難しかったのかな・・・
で、福島といったら今は福島原発事故のイメージがどうやってもついてくる。
それを危惧したのか(自分の勝手な憶測です)
2011年2月から撮り始まり、3月6日で撮り終えたと言う、撮影日記がパンフレット最後に書いてあった。
3.11の直前。
編集などがあって秋公開となったけれど、一歩間違えたらこの映画が震災の被害にもあっていたのかもしれないと思ってしまう。
で、監督の話に戻すと・・・
石井監督の作品群ではちょっとだけ変化球?な感じの作品。
それともこれからこうした感じの人情モノでいくのだろうか。
人情モノといったら寅さんや今なら三丁目の夕日などもあったりする。
じゃあこんな映画に対抗したものをこれから作っていくのだろうか?
石井監督にはもっとずどんと来るストレートな映画を作ってもらいたいです。
度々で申し訳ないけれど、川の底からこんにちはの「どうせ私は中の下の女だよ、だったらがんばるしかないじゃん!」のようなストレートが叉見たい。
劇中のシジミの歌を作詞した石井監督、次回作も期待です。
あ、最後に石井監督と言えば、今回も含め毎作品出ている、森岡龍。
どの役で出ているか今回は見つけられず・・・無念。
【関連作品】
川の底からこんにちは [DVD]/満島ひかり,遠藤雅,相原綺羅
2010年 個人的一位の作品。
中の下の女を満島ひかりが熱演。
森岡龍が助演の映画。
森岡龍の才能はこれからもっと開花していくはず。

