地方者の映画ブログ-猿

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2011年公開 アメリカ映画 106分
原題: Rise of the Planet of the Apes  年齢制限 無


監督: ルパート・ワイアット
脚本: リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー
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1968年に公開された猿の惑星。それから44年後の今年、この映画の創世記として、この映画が公開。


このシリーズは、70年に続・猿の惑星、71年に新・猿の惑星、72年に猿の惑星・征服、73年に最後の猿の惑星とシリーズ5作品が作られた。さらに2001年にティム・バートン監督がオマージュ作品としてPLANET OF THE APES 猿の惑星を作られている。


今回の映画では、最初の作品である猿の惑星の状態になぜなってしまったか・なぜ人類は滅び、猿たちはなぜ栄えたかと タイトル通りの創世記を描く。


評価は★★★★☆ 色んな洋画が毎週のように公開されている中で、知名度と結構な内容からか久々のスマッシュヒットな気がする。興行収入も結構な金額になりそうかもですよ。

実際公開日からの3連休で地元の映画館ではほぼ満席状態。自分が観に行った、平日の昼過ぎくらいでもそれなりに埋まっていた。


猿の惑星のシリーズを知らなくても十分楽しめると思いますが、元のシリーズを見ていると知っていると楽しめるかと思います。(オマージュな部分があるそうです。今週のフラッシュ(2011年10月25日号)に特集記事が載ってました。)









気付いた点(ネタばれ含む)をいくつかほど

チンパンジーオラウータンゴリラたちは全てCGだとか。お金かかってるなぁ。その分違和感なく見れます。


もともとは認知症の特効薬を研究していたウィル、チンパンジーにその新薬を投与し、知能レベルをテスト。

(認知症は昔で言う ぼけ 痴呆、映画ではアルツハイマーとしている)


この時点が新しい。1968年の時点ではアメリカでの高齢化率は約10%。(※)

アルツハイマー型認知症は若年性アルツハイマー型認知症として20世紀初頭に発祥したようだが、この映画の時点ではそこまで問題化はされていなかったはずである。


※ 人口全体に対し65歳以上の割合が7%以上が高齢社会、14%以上が高齢化社会、21%以上が超高齢化社会

現在日本のこの割合は2010年で23.1%

参考:主要国における人口高齢化率の長期推移・将来推計

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1157.html



だが40年経ち、家族形態の変化、平均寿命の伸びなどで、介護がとても大きな問題として取り上げられるようになる。息子が認知症の父親を介護するシーンを見て、日本と同じくアメリカでも介護福祉・社会保障は問題として挙げられているのかと特に感じてしまう。


認知症の特効薬を父親に投与したウィル、何年かは病状は良くなる、というよりも発症前よりも脳が活性化されていた。だが、免疫が出来、アルツハイマーのウイルスが増強し、より強い認知症症状を見せる。


父親の最期、薬を投与しようとするウィルに、首を振る父親。

猿の惑星なのに実はこれは、先進国では問題とされている介護を考えさせる映画なのではと自分は受け取ってしまう。


あくまで自分のイメージだが、シーザーが捕らえられた猿の保護施設、特別養護老人ホーム(いわゆる老人ホーム)に入れられた認知症の高齢者をイメージしてしまった。


高齢化事態は、これまでがんばって下さった先輩方がより長く人生を楽しめるということで、別に悪いことではない。

ただその高齢者を支える若者が少なくなっている、少子化が問題である。(特に日本・韓国。)


猿の惑星を見て楽しむ中で、アメリカ映画からこんな社会問題を突きつけられてしまった。



社会福祉の問題や年金問題、そんな話よりも、今ある現実問題を描くこの映画、日本のマスコミはここらへんもうちょっと焦点当てて紹介してもいいのでは?


なんて思ったりします。


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介護入門 (文春文庫)/モブ・ノリオ

2004年の芥川賞受賞のこの作品。

29歳無職の男がマリファナしながら祖母の介護、なんかすごい小説。

新しい介護の形を見つける良い作品。


おばあちゃんが、ぼけた。 (よりみちパン!セ 25)/村瀬 孝生

中学生向けなので読みやすく分かりやすい、認知症の本