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2011年公開 デンマーク・スウェーデン合作映画 118分
原題: In a Better World 年齢制限 PG12
監督・原案: スサンネ・ビア
脚本: アナス・トマス・イェンセン
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アカデミー賞とゴールデングローブ賞のダブル受賞となるすごい作品。
目には目を。暴力には暴力を。
子ども対子ども、それが大人対大人、そしてさらにその範囲が大きくなると国と国の戦争へなる。
何が正しくて何が間違っているか。
自分の信念は何か。それを貫くことと正義はどちらが重いのか。
そんなことを感じたり。そんなわけで評価は★★★★☆
現時点で、個人的には[リミット]、127時間に続いての2011年洋画部門でベスト3内にノミネート。
これはぜひとも見ておきたい映画です。
PG12なのは「ビッグマン」の所業などがグロイからか。
ノンフィクションなのかは知らないけれど、臨月の妊婦が腹を割かれたその傷跡はさすがにグロイ。
さらには割いた腹から赤ん坊を取り出し男か女か確認する「賭け」は酷い。小学生だけじゃなく中学生以上にもちょっとしたトラウマになるかもしれない。
ストーリー内容とか色々ネタばれ ↓
この映画を観ながら、「告白」と「ぼくの地球を守って」を思い出した。
告白のように、少年2人が色々悪巧み考えて周囲を巻き込んでいく。
パクリといったら聞こえが悪いが、ただ似てるというくらい。
そんな思春期の青少年の葛藤はどこの国も一緒であるのかな。
両親が離婚するかもしれない少年と母親をガンでなくした少年。
心の支えがないと二人は共に心の隙間を埋めるためか何かを成し遂げようとする。
それは高いビルから世界を見下ろすこと、そして親を殴った男への復讐。
しかし失敗する。
失敗し叱られ、子どもは少しずつ大人になっていく。
今の世界は(もしくは日本は)、この少年がそのまま大人になってしまった人たちが多くあふれているのかもと、思ってしまったり。
そんなことを気付かされました。
ぼく球を思い出したのは、紫苑とラズロとキャーのあの家そしてあの草原。アニメで見たあの風景画この映画で見られるなんてということ。
キャーはいないけど、髭の父親がラズロに重なる。
クリスチャンが涙を流すシーンは、紫苑そのもの。
涙を流すって事は、寂しいって自覚したって証拠。人間の立派な感情。
悔しいならば、絶対幸せになるんだ。
日渡早紀のぼく球次世代編「ボクを包む月の光」と共に前作も読み直したくなりました。
結局映画レビューになってないが、まあいいか。
あと医者同士が結婚するって、離婚絶対するだろ、片方がアフリカでNGO的な活動してるならばなおさら。
あ、この映画のタイトルは「未来を生きる君たちへ」だが、製作国デンマークでのタイトルは「HAEVNEN」
(表記ではAEはくっついている)で「復讐」の意味。アメリカでは「IN A BETTER WORLD」として公開。
邦題考えた人はしてやったりな感じだろうか。でもタイトルによって伝わってくるものが全く違う。
邦題の意味でこの映画を自分は観たい。
パンフレットで角田光代さんがこの邦題などについてコメント載せてます。是非。
あと、パンフレットの巻末あたりに「知っておきたいスウェーデン映画の基礎知識」もある。これも是非。
スウェーデンの人は数値だけ見たら、年間1人2本は映画館で映画を観るらしい。
へぇー、へぇー、へぇー(古
【関連?書籍】
タイトルが似てるということで
司馬遼太郎がこのためだけに書き下ろした子どもたちへの言葉。
だいたいの小学校の国語の教科書に載ってます。・・・載っているはず
少女マンガなのにSF。紫苑とラズロとキャーノアのシーンを是非。
ぼくの地球を守って Vol.1(初回限定盤BOX付) [DVD]/白鳥由里,冬馬由美,篠原恵美
OVAでアニメ化されたものが、DVDで復刻。
輪くんの「みおくる夏」の使い方がすごくよかった。
プロダクションIGのすごさを始めて感じた作品。


