今日も飲みでしたビール
こういう週もあります。
まぁそれはおいといて。

歴史 or 株 or ITに興味のある人に向けてちょっと書いてみます。

旗振り通信」ってご存知でしょうか。
仮に知らなくても、名前のまんまです。
中継地点に人を配置して、旗で情報を伝達します。

旗振り通信の説明の前に、まずは堂島米会所 を紹介します。
堂島米会所は、江戸時代大阪に存在した商品先物市場(もちろん現物も取引可能)です。

堂島米会所は世界に誇れるものの1つで、
現在の株式市場や先物取引市場の礎といっても、過言ではないでしょう。

この堂島米会所では、現在の株式と同じように、リアルタイムに取引価格が変わります。
その価格を、日本中で気にしている人が居ます。
なにしろ江戸時代は、米本位制ですからね。

その価格を伝達するのに使われたのが、旗振り通信。
ただし元々は、幕府が諜報のための通信として構築したのが始まりらしい。
まず軍用に最高品質の技術が使われるのは、いつの世も同じですね。

価格以外の情報も伝えられる。
そして、暗号化通信もできる(諜報用だったことを考えると納得)。


伝達スピードは、大阪⇔和歌山で最速3分、大阪⇔広島をおよそ30~40分
大阪⇔東京は、途中箱根は人が走るということもあって8時間ほどかかるが、充分速いと思う。
伝書鳩と違って、情報伝達の確実性も高いし。

で、この旗振り通信が主要通信手段としていつまで使われたかというと、だいたい大正時代まで。
電報・電話が普及して、取って代わられたわけですね。


電報・電話が無い時代はとてつもなく不便だった、と想像しがちですが、実際のところ旗振り通信で必要充分だったろうと思います。


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