日本史サスペンス劇場というテレビ番組において、江戸時代の習慣として、騒動打ちとして紹介されていた。
後妻打ち(うわなりうち)。

Aという男性が、Bという女性と婚姻関係
 ↓
AがBと離縁し、不倫相手であるCという女性と婚姻関係になる
 ↓
悔しい思いをしたBが、Cに果たし状を出して、C宅を襲う

という習慣。
室町時代からの習慣だそうだ。
襲うといっても、仇討ちのようなものとは違う。

Bは親しい女性を集め、Cに日時や使う武器(木刀など)を指定した果たし状を出す。
受け取ったCもまた、親しい女性を集めて応戦の準備をする。
男性は一切関わらない。
当日、Bの集団はCの家・家財を破壊しに行き、Cの集団はそれを防ぐべく闘う。


ほどほどにCの家がダメージを受けたところを見計らって、Bの集団とCの集団の年長者が、
「では、そろそろ止めますか」
と仲裁に入る。

Cは物理的ダメージはもちろん、世間体におけるダメージも大きく受けることになる。
当時のことだから、町内の噂になるのは必至。
間接的に、Aもダメージを受ける。

Bは、Cに物理的・精神的ダメージを与えることができて、少なからずイライラを解消できるというわけだ。

この後妻打ちを終えれば、恨みっこなしというのがルール。


なかなかユニークな習慣ですね。