フォーラム神保町のセミナーに参加しました。
http://www.forum-j.com/bana029.html
このページ下部の「第4弾:北方領土問題を語り尽くす!」
語り尽くしたのは、、
東郷和彦 氏
鈴木宗男 衆議院議員
佐藤優 主任分析官
の3名、
佐藤氏「国家の罠」を読んだ私にとっては、
この3名が一緒にいる場面をリアルに拝見
できる機会は、<
夢の競演
>なのです。(←おおげさ?)


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「何を語るか」
よりも
「誰が語るか」によって
信用度が違う、
という意味において、
今回のテーマ、リアルに関わった3人が登壇する、
というだけで、わくわくします

いずれにしても「語る」テーマがある人、
そのテーマを多くの人に理解してもらえる
(納得・賛同はいかなくても、理解させる力)
話術や文章力があることが大前提だとは思いますが。
さて、内容は、、
今回のテーマ:北方領土問題についての
基礎知識があることが前提にトーク展開。
なかでも、佐藤氏の話術は秀逸でした。。
拝聴しているうちに、
これは、どこかで見た光景。。。
何かに似ている気がする・・・。

そう、井戸端会議というか、
更衣室やトイレや休憩室などの密室(?)で
繰り広げられる
職場の裏話トーク。

別名:
共通ターゲットへの不満と解決法deストレス発散。
または、人間力学、人間相関図の語り合い。
○○部長は、Rプロジェクトでこんなミスしたらしいよ。
でもね、あのヒトは×常務のお気に入りだから
きっと上手く難を逃れるよ。
△課長にこないだ、こんなこと言われてね。
そんなの、お前が自分でやれ、っつーの。
・・・みたいな?
今日のトークの登場人物は著名人、
名前が出れば、知ってる!という方々なので、
以前、「嫌悪の効用
」
というエントリーでも書きましたが、
ヒトは他人の悪い面を糾弾しようとするときにも
結束力を発揮します。

ちょっとした毒
のある発言は、大衆心理として、

惹きつけられてしまいます。
佐藤氏は、このへんの「一般人」が求める
毒やユーモアをわかっていて、サービスして
くれているんだな~、と。すごい。

あまりにひどい(?)悪口だと
言ってる本人に白羽の矢が立ってしまうものですが、
佐藤氏は、そのさじ加減も絶妙。
彼の発言は、いつも「客観的」「公平」かという
フィルターにかけ、さらに、話すときには、
「テーマ」「切り口」を設定するので、
○○の点から見た場合は、、
と、きちんと限定し、
他の点から見た場合は違うよ、
違う可能性もあるよ、
ということをしっかり
エクスキューズしているので、嫌味にならない。
さらに、理解力・読解力の低い私は、
講演会で、体系的に話をしてくれる方でないと
主旨がつかめなかったり、
理解できなかったりすることがあるのですが、
佐藤氏は、要点を理路整然と述べるので、
とてもわかりやすかった。
例えば、
「○については2点あって、
まずひとつは・・・・」
と話し出し、脱線しない。
(脱線しない、話を広げすぎない、というのは重要です)
話し方(プレゼン・講師育成)教室に
通った気分になったセミナーでした。
内容は、、書いていいかわからないので、
割愛させていただきます。ゴメンナサイ(ノ_・。)