ターゲットを
ひとつに絞ると
一致団結する。
部活動やサークル・会社など
自分の好き嫌いで選択できない人間関係に
身を置いたとき、
会社の人間関係で、
誰もが認める「イヤな奴」が一人、現れると
それまで少し仲たがいしていた
メンバーたちと一致団結して、急接近する時期がある。
本当は苦手な相手や嫌悪を感じる相手でも、
ターゲットとなった「イヤな奴」よりは、まし。
つまり、
さらに密度の濃い「イヤ」を持つ人が
現れると、基準が変わり、今まで「イヤ」と
思っていた相手が、まだ許せる、と思えてくるのが
人間の特質だと思う。
きっと本能の基本セットに「比較」して判断することが
組み込まれているのね。。。
絞り込まれたターゲットにロックオンしたら・・・
例えば、会社では共同戦線を張って、
ターゲットの失脚を図るなど、画策していく。
その期間、
これまでの小さなイザコザは吹き飛び、
全員が協力体制、一致団結して臨む。
ああ、ホントに、こーゆー時のチームワークや
結束力って、すごい。。。
この「嫌悪」センサーは、別名を「価値観」という。
価値観の違いは、時として、正義感に変わる。
あの人(ターゲット)がいることで、
被害や迷惑をこうむる人がいる、
会社にとってよろしくない、
だから、私たちは、それを正すために
一致団結しているのよ、という理論にすりかわる
危険性をはらんでいる。
小中学校時代の「いじめ」と構造は似ていますね。
ただ皆、大人になっているので、手法が違うだけ。
(もちろん同じ場合もあると思いますが)
嫌悪の効用「一致団結」は、ある時点を堺に
解体する傾向がある。
運良く(?)
ターゲットを目的どおりに失脚・阻害できた後に
訪れるものは、、、
一度「団結」したチームの解体、
元通りになるケースが多い。もったいない