スパイ 2 1 [spy] (名)スル
ひそかに相手の陣営に入り込み相手方の機密情報を探り出すこと。
また、それをする者。間諜(かんちよう)。密偵。
「敵の核戦力を―する」「産業―」
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佐藤優氏の「国家の罠」を読んでから、スパイという職業に
興味を持つようなった。
- 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)/佐藤 優
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興味スイッチが入ると、人間は自然と焦点をあわせるので、
本屋で目に付いた「わたしはCIA諜報員だった」リンジー・モラン著を購入。
- わたしはCIA諜報員だった (集英社文庫)/リンジー モラン
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細かい部分は違うにしても、同じカテゴリに属する職業に就いたときの、
男性と女性の考えることの違いが比較できて面白いな、と思った。
一概に男女差と決め付けられる内容ではなく、
佐藤優氏とリンジー・モラン氏の主観や考え方の違いの部分も
多様にあると思うが、
一般的に
女性はこう考え、男性はこう受け止める、という違いがわかる。
リンジー・モランの描いた世界は、スパイという仕事に対して、
湧き上がる疑問、家族や友達に嘘をつかなければならない
ジレンマ、恋人とのすれ違い・・・ひとりの女性の内面的な部分
に(ページ数はともかく)焦点を置いている。
佐藤優氏は、全体のなかで自分がどう位置づけられ、
機能していくか、社会との関わりを軸に自身を語る。
一般企業に勤めている男性と女性の違いが顕著に出ている。
男性は、与えられた役割を受け止める。
女性は、自分の感情が優先されてしまうので共感を求める。