村上 春樹(むらかみ はるき、1949年 1月12日 - )は、日本 の小説家 、米文学 翻訳家 、エッセイスト 。
京都府 京都市 に生まれ、兵庫県 西宮市 ・芦屋市 に育つ。
早稲田大学 第一文学部演劇科卒、ジャズ喫茶 の経営を経て、1
979年 『風の歌を聴け 』で群像新人文学賞 を受賞しデビュー。
当時のアメリカ文学 から影響を受けた乾いた文体で都会生活を描いて注目を浴び、
村上龍 とともに時代を代表する作家と目される。
Wikipediaより
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AREA 3/9号に
村上春樹氏のイスラエル文学賞
受賞記念講演でのスピーチ内容が掲載されていた。
村上氏は、この授賞式の出席にあたり、
イスラエルのガザ攻撃の直後のタイミングのため
多くの人から、行かないよう助言を受けたという。
いくつかの警告もあり、
彼は「何度も自問しました」と言う。
そして、
「小説家は特別な人種です。
自分の目で見て、自分の手で触れたことしか
信じられない。
だから、
とどまることより来ることを選んだ。
見ないより自分の目で見ることを選んだ。
黙っているよりみなさんに語りかけることを選んだ」
ことにより、受賞スピーチに至った経緯を話す。
村上氏がフィクションを書くときに
いつも心にとめていることとして、
「高く強固な壁と、
それにぶつかって割れる卵があるなら、
私は常に卵の側に立つ。
どれだけ壁が正しくても、
どれだけ卵が間違っていようとも、
私は卵の側に立つ。
何が正しく、何が間違っているかは
他の人が決めること。
おそらく時間や歴史が決めるのでしょう。
しかし、どんな理由であれ小説家が
壁の側に立った作品を書いたとしたら、
そんな作品にいったい何の価値があると
いうのでしょうか」
一流と呼ばれる人々には、軸がある。
正確に言うと、一流と呼ばれ、その名誉を継続して
いける人には、軸があるのだと思う。
逆に言うと、軸のない人が「一流」と呼ばれることは、
ほとんどない、と思う。
その軸の”良し悪し”や”好き嫌い”などは
人それぞれ受け止め方があるにしても、
その人の言動や活動や仕事や生き方の根本を支えるもの。
時代の変化に対応し、一見、変化を感じることも
あるが、常に軸を持っている、という事実は変わらない。
村上氏の小説を全部読んでいるわけではないが、
いくつかの作品を読んだなかで、
ああ、その軸に沿って描かれている、と妙に納得した。
あなたの軸は、何ですか?
改めて、自分の軸を考えてみると、
軸と呼べるようなものが確立されていないので
ふらふら、ふわふわ、ぼんやり時間が流れているように感じる。
自分の軸・・・・
ブログ紹介文に記載されている
「事実はひとつ。解釈は多様」「諸行無常」
みたいな感覚が軸になっている私は、、そこから派生したものを
拾い上げていくことが、自分の軸になるのかな?
※「 」内は、アエラ編集部で翻訳した文章から
抜粋させていただきました。全文は、
冒頭に紹介したとおり、AREA 3/9号に掲載されています。