- 経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)/佐藤 雅彦
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竹中平蔵氏と佐藤雅彦氏の対談本の一項目
「なにがアメリカをそうさせる」によると、
アメリカがアメリカたり得るには
・ニューワールド
・フロンティア
・多様性
という3つの概念、
3つの基本要素、いわばDNAを理解すると、
国の本質がわかる、未来のことを推測できる、
感じ取る力がつく・・・・
今度、アメリカが何かアクションを
起こしたときに、その奥にある真の意味が
わかってくるかもしれない。
・・・というような内容が書かれている。
たしかに、現象だけ見ていては
捉えられない部分がある。
人は、いろんな要素が複合して欲望を持つ。
さらに、個人ではなく、自分が請け負う役職。
そして、自分の周囲に関わる人々の考えや欲望。
「初」という言葉が似合うオバマ大統領。
彼は、国民と”同じ絵を描く”ことに成功したのだと思う。
時代の変換、現在の状況や立場、次のステージへ。
オバマ氏に限らず、
一国の主のミッションは、国を豊かにすること。
今、確立している国力を維持し続けること。
世界の公共財としてのアメリカ。
国力は、3要素から成り立っている。
(1)経済力
(2)軍事力
(3)政治力
アメリカは、バランスよく3要素で強みを発揮している。
たとえば北朝鮮の場合、
軍事力を使って、経済力と政治力のUPを狙っている。
いろんな戦略があり。
日本は、どんな戦略なのでしょうね。
経済大国ニッポン。モノづくり国家ニッポン。
日本の売りは、技術でした。←過去形にしてます。
技術を中国などアジアに供給し、将来的には消費者になってもらう。
アジアに供給した技術で作ったモノを、アメリカに買ってもらう。
お得意様だったアメリカ(消費者)が、崩れ、
経済大国ニッポン危うし。
オバマ大統領が登場。
アメリカのDNA3要素は、
<ニューワールド→フロンティア→多様性>
と変化してきているということですが、
これを機に、新たなDNAが構築されていくのかな?