あんぜん 0 【安全】


(名・形動)[文]ナリ

危害または損傷・損害を受けるおそれのないこと。危険がなく安心なさま。

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国は、個人の安全を保持する。


おそらく50~60年前の日本は、
地域社会が機能していて、
”世間様”の時代で、


セキュリティの機能は、
「近隣住民の目」が果たして
いたのではないか、と思う。


翻って現代。


オートロックマンション時代。
そして、いたるところに防犯カメラ。


安全性のためとはいえ、
個人的には、監視されている感が
否めない。



公共施設や会社などのチェックは
ともかく、プライベート空間の
自宅までもカメラで入退室が録画
されている。(特にマンションなど)




新たな広告表示媒体として
「デジタルサイネージ」の開発
がすすんでいるという。
(日経新聞より)



屋外に設置したディスプレイに
広告やニュース、案内などを
表示するシステムで、


そのディスプレイ周辺の通行人を
瞬時に識別し、属性に合わせて
映像(広告)を表示する。



つまり、カメラで通行人の
顔画像から、性別・年齢など
を識別する。。。


街角を歩いていても、監視されている感
が否めないのは、わたしだけだろうか?



開発は、
NTTや三菱地所、パナソニックなど。


装置や広告費を含めた
デジタルサイネージの市場は、
2015年には、1兆円規模に拡大、
テレビと並び広告費全体の15%
ほどになる、とのこと。


「個人の安全」という
大義名分があったからこそ、

防犯カメラの設置に異議を
となえる人は少なかったと思うが、


広告のために、
プライベートを撮影され、識別される。


スイカやパスモ。


どんどん管理下社会に変化していく。


その分、安全性は高まるのだろうか。


安全・安心な社会って、何を指すのでしょーか?