どうき 0 【動機】

(1)人が行動を起こしたり、

決意したりする時の直接の(心理的な)原因・きっかけまたは目的。
「犯行の―」「執筆の―」「―が不純だ」

(2)〔英 motive; (ドイツ) Motiv〕(ア)〔心〕 人の行動を決定する意識的・無意識的原因。動因。

(イ)〔倫〕 行動を規定する根拠となる目的意識を伴った欲望や衝動。

(ウ)〔法〕 犯罪および意思表示・法律行為を行う際の内的原因。原因。

(3)モチーフ(2)に同じ。


モチベーション 3 [motivation]

⇒動機付(どうきづ)け

どうき-づけ 0 【動機付け】

〔motivation〕〔心〕 生活体を行動へ駆り立て、

目標へ向かわせるような内的過程。行動の原因

となる生活体内部の動因と、
その目標となる外部の誘因がもととなる。モチベーション。



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「犯行の動機は?」


・・・というテレビドラマや推理小説系で
定番のセリフに出てくる「動機」は、

人が何かを成すときの要因のひとつで、
しかも、かなり大きく左右すると考えられている。



就職や転職の際にも「志望動機」を
書かされたり聞かれたりするし、


入社したら次は「モチベーション」、
これは「動機」の兄弟のような意味あいなので、
ふたたび「動機」に戻される。



人は

「基本的生活習慣」
「生命維持のための自動設定されていること」

の2つ以外のことは、
「動機」がないと行動しない生き物なのでしょーか?




個人的に考える
基本的生活習慣とは、、、
国や家庭で、生まれた時から
習慣として、もしくは義務としてやらされること。
学校へ通うとか、塾へ行く、宗教上の儀式、など。




「生命維持のための自動設定されていること」
とは、トイレに行く(排泄)、ゴハンを食べる(食物摂取)、
歯磨き、爪を切る、髪を切る、など、
自然に備わっている行為をすること。


(まあ、最近は爪や髪は美容のカテゴリに入り、
 趣味のひとつ、にもなっているけど、本来は、
伸びすぎてたら生活に支障をきたすので、
こちらに入れました)




そう考えると、
人が何かアクションを起こす時というのは、


・生命維持のため自動設定されている機能
・周囲からの影響(強制)
・自分の意志(動機)


主に上記3つ。


動機が強く求められるのは、
”自分の意志”という自覚の元に
行動を起こすから、なのね。納得。



周囲の影響、、、親のすすめ、
周りはそうしてるから、言われたから、
と受身で流されるのも、
私はもちろんOKだと思うし、



その受身は、受容量が多い、
器が大きいという捉え方もできるけれど、


その分「あー、イヤだ」とか、苦境に立った時、
「動機」が薄いから、諦めたり辞めてしまったり
する可能性が低い人が多い、ってことなのだろう。




苦しい時、悩んだ時、迷った時、
「そもそも、何故これをやっているのか?」
という
「そもそも」に立ち戻って考えるのが大事、


「そもそも論」とか原点に立ち戻れ、


というのは、その「動機」を
思い出せよ、ってことなのである。



「やる気が出ないのは、やらないからである。
まずは、行動してみる」

とかね。いろんな名言が世の中には溢れています。


大事なのは、自分にぴったりくる名言を見つけて、
動機を持ち、行動することですね。



自分の性格や状況や環境、
テーマや課題によって、
ぴったりくる言葉や考え、正解も違ってくるので、

すべてを鵜呑みにせず、

「自分で思考を組み立てて、動機づけする」
ことが大事なのですね。



もちろん、ある日突然、「動機」が降ってくる、
というケースもあると思うし。



とにかく、動機っていうのは、

その人の
「軸」や「根幹」「品格」
を成す役割を果たせる可能性の高い、
目に見えない精神性のもの
ってことかな。個人的な結論。